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【参考資料3】栄養摂取状況調査の調査方法について (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25145.html
出典情報 令和4年国民健康・栄養調査企画解析検討会(4/11)《厚生労働省》
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参考資料 3
R4.4.11
令和4年国民健康・栄養
調査企画解析検討会

栄養摂取状況調査の調査方法について
1. 現状の国民健康・栄養調査の調査方法とその課題
国民健康・栄養調査では、国民の栄養摂取状況を把握するため、食事記録法による調査を実
施してきた。栄養摂取状況調査結果の精度を担保するため、記録内容の確認が必要であり、こ
れまでの調査では対面で行ってきた。
令和4年調査の実施にあたり、新型コロナウイルス感染症の感染予防及び調査負担の軽減の
観点からは、調査員が被調査者の住居に訪問するなど、対面でのやりとりを行う時間を極力短く
することが望ましいと考える。食事記録法は、調査員の負担が大きく、対面での面談を行う必要
があることから、食事記録法以外の調査法も検討が必要になるが、調査法にはそれぞれ長所と
短所があり、その特性に応じて使い分ける必要がある。
2. 令和4年国民健康・栄養調査の対応方針
栄養摂取状況調査では、国民の栄養素等摂取量の経年的な変化を評価する必要がある。ま
た、新たな調査方法の導入に当たっては、従来法と新たな方法等の比較研究が必要である。そ
のため、令和4年調査は、新型コロナウイルス感染症の感染防止に配慮し、従来法で実施する
が、動画配信や電話等も活用しつつ、調査員や被調査者への負担等を考慮する。
(参考)今後、選択肢となり得る調査方法
食事記録法

24 時間思い出し法

食物摂取頻度法

概要

・対象者が一定期間内に摂取
した料理名、食品名、料理名
などを、原則としてリアルタイ
ムで記録する方法である。
・摂取量を測定する秤量記録
法、摂取量を目安で推定する
目安量記録法などがある。

・前日の食事、又は調査時点
からさかのぼって 24 時間分の
食物摂取を、調査員が対象者
に問診する。
・フードモデル、写真、イラスト
などを回答者に提示すること
で、目安量を推定する。
・諸外国の国民健康・栄養調
査ではこの方法が主に使用さ
れている。

・過去の一定期間について、
食品(または料理)の習慣的
な摂取頻度ある いは目安量
について、質問票を用いて尋
ねる。
・食品(または料理)の項目数
は 50~120 項目程度。
・食品・栄養素摂取量の絶対
値の推定ではなく、摂取量に
応じて対象者をランク付けす
ることを目指して開発されて
おり、妥当性の検証もランキ
ング能力を保証するために行
う。

使用目的

・回答者/集団の摂取量の推
定 や栄 養 素 摂 取 状況 ( 適 切
性)の評価に使用される。
・他の食事調査法の妥当性を
評価する際のゴールドスタン
ダードとして使用される。
・思い出しバイアスが少ないこ
とから、ゴールドスタンダード
としては、24 時間思い出し法
よりも優れている。

・回答者/集団の摂取量の推
定 や 栄 養 素 摂 取 状 況( 適切
性)の評価に使用される。
・他の食事調査法の妥当性を
評価する際のゴールドスタン
ダードとして使用される。

・大規模調査にて、食品・栄養
素の摂取と疾患との関連を検
討するため使用される。

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