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資料5-2 保育所等における新型コロナウイルス感染症対策について (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00348.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(第83回 5/11)《厚生労働省》
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保育所等における新型コロナウイルス感染症対策の状況について
 保育所等における新型コロナウイルス感染症対策について、4月下旬に、自治体、各保育所等、関係団体からサンプル的にヒアリン
グ及びアンケート調査を行った結果は以下のとおり。
◎保育所等における感染症対策や課題
<一般感染症対策や保育所の運営等>
・マスク着用、クラス別活動、屋外中心の活動等で感染を拡げない活動をしても、クラスターや感染者が発生してしまう。
・地域の感染症に関する情報を活用し、感染の流行度合いに応じて園外活動の実施等の保育内容を決定している。
・他の感染症が流行した園での換気状況を部屋ごとに分析し、サーキュレータの設置による換気機能を強化している。
・休園や濃厚接触者の判断が園任せになってしまっていることや、基準が度々変化することで対応に苦慮している。
・自治体から検査キットの配布があったが、無料検査機関は遠いため、定期的に配布してもらえると助かる。

<子ども・保育士のマスク着用>
・子どもがマスクを着用する場合、熱中症対策も考慮し、日差しがない場所で着用している。また、誤嚥のリスクが心配。
・保育士はマスクを着用しているが、口の動きを見せられず子どもの発達の観点から心配がある。
<保育内容や保護者参加の行事の制限等>
・行事や保育内容が制限されることで、発育への影響や保護者と「共育て」ができず子どもの成長にはマイナスであることが心配。
・保護者参加の行事を自粛しているので、従前行っていた地域の子育て家庭への支援もできなくなってしまった。
・可能な限り少人数保育を実施するようにしているが、朝夕や延長保育では職員数も少なく、難しいケースもある。
・感染防止対策に配慮し工夫して行事等を行っているが、そのための動画編集業務などの追加業務が発生している。
◎自治体における感染症対策の工夫とニーズ
・休園から早期に再開した施設に対するインセンティブの付与
・濃厚接触者の発生など人手不足に陥った場合に近隣の大学生の協力を得られる仕組みを構築
・消毒液や食事提供用の使い捨てのエプロンなど感染防止対策に関する費用は引き続き必要
・クラスターが発生した保育所等に専門家を派遣し、仕事で着用するエプロン等の着脱や、着たまま帰宅しないことや、調理員等に
よる残飯処理時等の対応などの感染防止対策に関するアドバイスを実施