モニタリング項目

グラフ

5 月 12 日 第 87 回モニタリング会議のコメント
人）、人工呼吸器使用中に死亡した患者はいなかった（同 0 人）。
(3) 5 月 11 日時点で重症患者に準ずる患者は 59 人（前回は 59 人）であり、人工呼吸器等による治療を要する可
能性の高い患者等は 52 人（ネーザルハイフローによる呼吸管理を受けている患者 15 人を含む）（同 54 人）、
離脱後の不安定な患者は 7 人(同 5 人)であった。
(4) 今週、人工呼吸器を離脱した患者の、装着から離脱までの日数の中央値は 5.0 日、平均値は 10.4 日であった。
【コメント】
ア）たとえ肺炎は軽症であっても、併存する他の疾患のため集中治療を要する患者が存在しており、オミクロン株
の特性を踏まえた重症者用病床使用率の推移を注視する必要がある。
イ）救命救急センター内の重症者用病床使用率は、依然として高い水準となっている。新型コロナウイルス感染

⑦ 重症患者数

症の重症患者が減少傾向にある中、通常医療との両立を目指して、病床を柔軟に活用する必要がある。
⑦－２

(1) 5 月 11 日時点の重症患者数は 8 人で、年代別内訳は 30 代 1 人、50 代 2 人、60 代 4 人、70 代 1 人である。
性別では、男性 7 人、女性 1 人であった。
(2) 今週報告された死亡者数は 31 人（50 代 2 人、60 代 1 人、70 代 4 人、80 代 15 人、90 代 8 人、100 歳以上 1
人）であった。5 月 11 日時点で累計の死亡者数は 4,375 人となった。
(3) 年代別の人工呼吸器又は ECMO を使用した患者の割合は、40 代以下 0.01％、50 代 0.05％、60 代 0.20％、70 代
0.45％、80 代 0.47％、90 歳以上 0.13％であった。全ての年代を合計すると 0.04％であった。
【コメント】
高齢者のみならず、肥満、喫煙歴のある人は若年であっても重症化リスクが高い。あらゆる年代が、感染によ
り、併存する他の疾患が悪化するリスクを有していることを啓発する必要がある。

⑦－３

今週新たに人工呼吸器を装着した患者は 5 人であり、新規重症患者（人工呼吸器装着）数の 7 日間平均は、前
回の 0.7 人/日から、5 月 11 日時点で 0.6 人/日と横ばいであった。

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