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【資料2】抗インフルエンザウイルス薬の備蓄方針について (2 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25832.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 感染症部会(第61回 5/20)《厚生労働省》 |
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現在、オセルタミビル(タミフル®、オセルタミビル「サワイ」®)、ザナミビル(リレンザ®)、ラニナミビル(イナビル®)、ペラミビル(ラピアクタ®)、ファビピラビル(アビガン®)について、備蓄保管を行っている。
※ファビピラビルは他の薬剤全てに耐性を示すウイルス株出現に備えて、目標量の4500 万人分とは別に 200 万人分を備蓄している。
2. バロキサビルに関する検討経緯と直近の状況
(1) 検討経緯
平成 30 年2月にバロキサビル(ゾフルーザ®)が薬事承認され、翌月の3月 14 日から薬価収載のもと販売が開始された。
※従来の抗インフルエンザ薬はノイラミニダーゼ阻害薬であるが、バロキサビルは作用機序が異なり、キャップ依存性エンドヌクレアーゼ阻害薬である。
第 15 回厚生科学審議会感染症部会新型インフルエンエンザ対策に関する小委員会(令和2年1月)において、バロキサビルについては直ちに備蓄することとはせず、
基礎及び臨床でのエビデンスの蓄積のもと、関係学会の臨床上の位置づけを踏まえた上で引き続き検討することとなった。
(2) 直近の状況
令和3年 12 月に出された日本感染症学会の提言「今冬のインフルエンザに備えて治療編~前回の提言以降の新しいエビデンス~」において、バロキサビルについては
以下のように記載されている。
オセルタミビルと比較した場合、臨床症状の改善効果は同等であり、バロキサビルによる有意なウイルス減少効果を認め、有害事象の発現リスクは低い。
H1N1、H3N2、B型の何れにも、バロキサビル低感受性株の増加はみられなかった。
何れかの薬剤の低感受性ウイルスが示唆された際には、作用機序の異なる薬剤が有用であることが示唆されている。
令和3年 10 月に出された日本小児科学会の「2021/22 シーズンのインフルエンザ治療・予防指針」において、バロキサビルについては以下のように記載されている。
12 歳未満の小児に関する治験や臨床研究の結果が報告され、概ねノイラミニダ-ゼ阻害薬と同程度の効果や安全性が示されている。
同薬の使用経験と有効性は集積され、一部他の薬剤に対する優位性を示唆するデータもある。
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※ファビピラビルは他の薬剤全てに耐性を示すウイルス株出現に備えて、目標量の4500 万人分とは別に 200 万人分を備蓄している。
2. バロキサビルに関する検討経緯と直近の状況
(1) 検討経緯
平成 30 年2月にバロキサビル(ゾフルーザ®)が薬事承認され、翌月の3月 14 日から薬価収載のもと販売が開始された。
※従来の抗インフルエンザ薬はノイラミニダーゼ阻害薬であるが、バロキサビルは作用機序が異なり、キャップ依存性エンドヌクレアーゼ阻害薬である。
第 15 回厚生科学審議会感染症部会新型インフルエンエンザ対策に関する小委員会(令和2年1月)において、バロキサビルについては直ちに備蓄することとはせず、
基礎及び臨床でのエビデンスの蓄積のもと、関係学会の臨床上の位置づけを踏まえた上で引き続き検討することとなった。
(2) 直近の状況
令和3年 12 月に出された日本感染症学会の提言「今冬のインフルエンザに備えて治療編~前回の提言以降の新しいエビデンス~」において、バロキサビルについては
以下のように記載されている。
オセルタミビルと比較した場合、臨床症状の改善効果は同等であり、バロキサビルによる有意なウイルス減少効果を認め、有害事象の発現リスクは低い。
H1N1、H3N2、B型の何れにも、バロキサビル低感受性株の増加はみられなかった。
何れかの薬剤の低感受性ウイルスが示唆された際には、作用機序の異なる薬剤が有用であることが示唆されている。
令和3年 10 月に出された日本小児科学会の「2021/22 シーズンのインフルエンザ治療・予防指針」において、バロキサビルについては以下のように記載されている。
12 歳未満の小児に関する治験や臨床研究の結果が報告され、概ねノイラミニダ-ゼ阻害薬と同程度の効果や安全性が示されている。
同薬の使用経験と有効性は集積され、一部他の薬剤に対する優位性を示唆するデータもある。
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