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【資料2】抗インフルエンザウイルス薬の備蓄方針について (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25832.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会(第61回 5/20)《厚生労働省》
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小児に特化した検討は少なく、薬剤耐性ウイルスの出現が認められることから、今後のさらなるデータの蓄積と検証が望ましいと考え、現時点では 12 歳未満の小児については積極的な投与を推奨しない。免疫不全患者では、耐性ウイルスの排泄が遷延する可能性があり、単剤で使用すべきではないと考える。
ノイラミニダーゼ阻害薬耐性株が疑われる状況では、使用が考慮される。
3. 今後のガイドラインにおける備蓄方針に関する提案
(1) 備蓄薬の種類の追加について
関係学会において、バロキサビルの臨床上の位置づけをうけて、備蓄薬の多様化を図るため、バロキサビルを備蓄薬として追加してはどうか。
(2) 備蓄薬の切替え時の薬剤の購入に係る優先順位について
以下のとおり、優先順位を整理してはどうか。
オセルタミビルのドライシロップについては、季節性インフルエンザでも小児を中心に使用されていること等から、引き続き、最優先で備蓄するべきである。
バロキサビルについては、市場流通している抗インフルエンザ薬の中では唯一作用機序が異なり、治療薬の選択の幅を広げるため、次に優先して備蓄を開始するべきである。
ペラミビルについては、点滴静注薬として重症患者等に使用されることが想定され、引き続き優先して備蓄するべきである。
オセルタミビルのカプセル、ザナミビル、ラニナミビルについては、既存の備蓄薬が有効期限切れになる時期を勘案しながら、順次、切替えを行っていくこととする。

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