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参考資料6 母子健康手帳等に関する意見を聴く会の主な意見(令和3年12月) (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25683.html
出典情報 母子健康手帳、母子保健情報等に関する検討会(第1回 5/27)《厚生労働省》
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参考資料6

母子健康手帳等に関する意見を聴く会の主な意見
令和3年 12 月 23 日

母子健康手帳は、昭和 17 年の妊産婦手帳に始まる長い歴史を有する母子保健の基
本的な政策手段として、妊産婦、乳幼児をもつ保護者、保健医療関係者を始めとす
る多くの国民に親しまれてきた。昭和 40 年に母子保健法に基づく母子健康手帳とな
ってからは概ね 10 年ごとに社会情勢や保健医療福祉制度の変化、乳幼児身体発育曲
線の改訂等を踏まえて様式の改正を行ってきた。
情報提供媒体の多様化、母子保健情報の電子化、バイオサイコソーシャル(身体
的・精神的・社会的)な観点からの包括的な支援の必要性など、母子をめぐる状況
が変化する中、これまで、母子保健の利用者のニーズを把握する機会が限られてい
た。
そのため、「母子健康手帳等に関する意見を聴く会」(以下、意見を聴く会とい
う。)を設置し、紙媒体である母子健康手帳の運用のあり方、父親や家族、地域との
関わりを踏まえた母子健康手帳の名称、今後の妊産婦健診や乳幼児健診、母子保健
の目指す方向性等について、利用者や支援者の立場から意見をうかがい、主要な意
見を以下のとおり取りまとめたので、報告する。

1.母子健康手帳について
1)母子健康手帳の名称や形態について
①名称について
・ 平成 23 年に開催された「母子健康手帳に関する検討会」では、母子保健の管理
やニーズの観点から「母子」の文言を残した。絆は大切だと思うが、誰の何のた
めの手帳であるかが重要であり母子の保健・健康・権利が重点化されるのであれ
ば名称として明示化すべきである、という意見があった。また、「健康」という
文言の意味も踏まえて名称について検討していく必要があるという意見があっ
た。
・ 子どもをもつと「親」になるが、「母」とすると限定されてしまう可能性がある
ため、手帳の名称及び記載内容については、「母」を主語とするのか、「親」とす
るのか、「子ども」とするのか、使用する当事者側の目線も踏まえて考えていく
ことが重要であるという意見があった。
・ 父親を除外しないという観点、子育ては母親だけの役割ではないという観点から
やはり親子手帳が良いといった意見があった。
・ 自治体によっては母子健康手帳の名称に「親子手帳」と併記している場合もあ
り、母子だけでないという視点がわかる記載もできるとよいといった意見があっ
た。
・ 児童発達支援事業を担っている者へのアンケートにおいては、「母子健康手帳」
が一番よいという意見が多かった。一方で、同性同士のパートナーにも手帳は発
行するべきで有用であるため「親子手帳」が適切という意見もあった。その他、
「子育ち子育て手帳」「子ども子育て手帳」「家族手帳」「ファミリー手帳」等の
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