よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料3-2 鈴木先生提出資料 (65 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00348.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(第85回 5/25)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

学校欠席者の状況について: 5月23日時点
方法:学校等欠席者・感染症情報システムから加入施設のデータを抽出し、登録児童数ごとの欠席者を日毎にグラフ
化した。
SARS-CoV2感染症の関連欠席として、①発熱等による欠席、②家族等のかぜ症状による欠席、③濃厚接触者、④新
型コロナウイルス感染症、⑤教育委員会などによる指示、⑥陽性者との接触があり新型コロナウイルス感染症が疑わ
れるの6つが収集されている。これらの欠席はいずれも「出席停止扱い」である。東京都、大阪府l、沖縄県の2021年6月
1日から2022年5月23日までの欠席率を施設ごとにプロットした。また施設ごとの④新型コロナウイルス感染症での欠席
率を週ごと都道府県ごとにプロットした。
評価:








東京都および高校生を除く大阪府では直近1週間に新型コロナウイルス感染症による欠席者が報告された。両
自治体ともに横ばいで推移していると考えられるが、大阪府の0-5歳で欠席率の増加が観察されている。
沖縄県のすべての施設群で横ばいで推移しており、5月に入って一段と高い欠席率が報告されている。
全国的にすべての施設群で第5波 より長くかつ高い新型コロナウイルス感染症による欠席率が観察されている。
施設群別にみるとほぼ一律に高い欠席率が小学生で報告されており、中学生と高校生が続く。
小学校以上の施設群では、九州・沖縄地方で高い欠席率が報告されている。
接触者等の集計は、流行に対する不安による欠席などを含んでいるために過大評価されている可能性がある。
流行のトレンドにはシステム加入校数の大小が影響している可能性に留意する必要がある。

厚労科研「新型コロナウイルス感染症等の感染症サーベイランス体制の抜本
的拡充に向けた人材育成と感染症疫学的手法の開発研究」分担課題
65
日本学校保健会、国立感染症研究所