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概要 (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000089153_00001.html
出典情報 がん対策推進基本計画中間評価報告書について(6/17)《厚生労働省》
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第3期がん対策推進基本計画中間評価の概要

全体目標

がん患者を含めた国民が、がんを知り、がんの克服を目指す。
がん診療連携拠点病院等を中心に、がん医療の均てん化のため、診療提供体制の整備が進められて
きており、一定の進捗が認められるが、地域間及び医療機関間で進捗状況に差がある。また、あらゆ
る分野で、がんに係る正しい情報の提供及びがん患者を含めた国民への普及啓発の推進が求められて
おり、より効果的な手法等について検討が必要である。
①科学的根拠に基づくがん予防・がん検診の充実
 がんの年齢調整罹患率は、2016年から減少しているが、引き続き推移の確認が必要である。
 75歳未満のがんの年齢調整死亡率については着実に減少してきている。ただし、がん種別の年齢調整死亡率におい
てがん種ごとに異なる傾向が見られることを踏まえ、引き続き、死亡率減少に寄与する取組が必要である。
 がん検診受診率は上昇傾向であるものの、多くの領域で目標を達成できていない。諸外国とも比較しながら、引き
続きがん検診受診率の向上のための対策を検討する必要がある。

②患者本位のがん医療の充実
 がんの5年生存率は多くのがん種で上昇傾向、年齢調整死亡率は減少傾向にあり、その他の指標も概ね評価できる。
 診療提供体制の整備について、全体の底上げはなされているが、地域間及び医療機関間の進捗状況に差があり、均
てん化とともに集約化に向けて、引き続き、検討が必要である。
 中間評価指標にないがん種も含め、更なる充実に向けた取組が必要である。

③尊厳を持って安心して暮らせる社会の構築
 相談できる支援が十分であると感じているがん患者・家族の割合については増加し、一定の評価はできるものの、
十分なレベルには達しておらず、その背景等を把握しつつ、より一層の相談支援及び情報提供に係る取組が求めら
れる。
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