よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


04 専門家によるモニタリングコメント・意見 (2 ページ)

公開元URL https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/saigai/1021348/1021799.html
出典情報 東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議資料(第91回 6/30)《東京都》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

モニタリング項目

グラフ

6 月 30 日 第 91 回モニタリング会議のコメント
の減少の指標となる。今回の増加比は約 138%となった。
【コメント】
ア)新規陽性者数の 7 日間平均は、6 月 29 日時点で約 2,337 人/日と、十分に下がりきらないまま増加に転じ
た。増加比は、前々回の 86.4%から、前回の 110.1%、今回 137.7%と 2 週間連続して 100%を上回って上昇
しており、感染が再拡大している。
イ)職場や教室等、人の集まる屋内では引き続き換気を励行し、3 密(密閉・密集・密接)の回避、人と人との
距離の確保、不織布マスクを場面に応じて適切に着用すること、手洗いなどの手指衛生、状況に応じた環境の
清拭・消毒等、基本的な感染防止対策を徹底し、新規陽性者数の増加をできる限り抑制していく必要がある。
ウ)東京都健康安全研究センターでは、新たな変異株 PCR 検査を開始し、監視体制を強化している。6 月 29 日

① 新規陽性者数

時点の速報値で、オミクロン株の亜系統として「BA.2 系統疑い」、
「BA.4 系統疑い」、
「BA.5 系統疑い」、
「BA.2.12.1
系統疑い」が、6 月 14 日から 6 月 20 日の週では、それぞれ 67.1%、1.4%、25.1%、6.4%検出された。特に、
より感染性が高いとされる「BA.5 系統疑い」等の割合が増加しており、今後の変異株の動向を注視する必要
がある。
エ)熱中症防止の観点から、屋外では一律にマスクを着用する必要はないものの、人との距離を 2 メートル以
上確保できず、会話をするような場合には、マスクの着用が推奨される。
オ)東京都新型コロナウイルスワクチン接種ポータルサイトによると、6 月 28 日時点で、東京都の 3 回目ワク
チン接種状況はやや増加しており、全人口では 59.8%、12 歳以上では 65.9%、65 歳以上では 88.2%となっ
た。4 回目ワクチン接種については、
「60 歳以上の方」または「18 歳以上で基礎疾患を有する方・その他重症
化リスクが高いと医師が認める方」を対象とし、区市町村や、都の大規模接種会場で実施している。幅広い世
代に対して、3 回目ワクチン接種を促進するとともに、高齢者施設入所者を含め、高齢者等への 4 回目ワクチ
ン接種を加速する必要がある。
カ)ワクチン接種による重症化の予防と死亡率低下の効果は、オミクロン株に対しても期待できる。また、ワク
チン接種者においては症状が遷延するリスクが低いとの報告があり、若い世代を含めた幅広い世代に対して
ワクチン接種を強力に推進する必要がある。
キ)都内でも 5~11 歳のワクチン接種を実施している。特に基礎疾患を有する等、重症化するリスクが高い小
児には接種の機会を提供することが望ましいとされている。
-2-