令和２年度診療報酬改定 Ⅱ－７－３ 地域移行・地域生活支援の充実を含む質の高い精神医療の評価 －⑤

精神科急性期医師配置加算の見直し
 クロザピンの普及を促進する観点から、精神病棟における手厚い配置を評価する精神科急性期医師配置加算につ
いて、精神科急性期治療病棟入院料を算定する病棟において、クロザピンを新規に導入した患者数の実績を要件
とした評価を新設する。併せて、自宅等への移行率に係る要件も見直し、より柔軟な評価を可能とする。
現行

精神病棟入院基本料等
を算定する病棟

改定後
精神科急性期医師配置加算
500点
同一
基準

（精神科急性期医師配置加算）

区分

入院料

点数

１

精神科急性期治療病棟入院料１

600点

イ

精神科急性期治療病棟入院料１
を算定する病棟

精神病棟入院基本料等
（※ 施設基準等の改定無し）

２
500点

500点

同一
基準

ロ

精神科急性期治療病棟入院料１
（※ 施設基準等の改定無し）

（精神科急性期医師配置加算）
３

精神科急性期治療病棟入院料１

450点

［施設基準］ ＜改定後の実績要件＞
精神科急性期医師配置加算

新規入院患者の自宅等への移行率

クロザピン新規導入患者実績要件

１

６割

クロザピン新規導入患者 ６件/年

２のロ

６割

－

３

４割

クロザピン新規導入患者 ３件/年

（精神科急性期治療病棟入院料１を算定する病棟）