よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


○先進医療技術の科学的評価等について資料 先-3-3 (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000205617_00016.html
出典情報 先進医療会議(第81回 7/7)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

粒子線治療の取扱いについて
1.背景及び現状


粒子線治療については、陽子線治療が平成 13 年7月から、重粒子線治療が平成 15 年
11 月から、限局性固形がんを適応症として高度先進医療として開始され、平成 24 年 10
月以降は先進医療Aとして実施されてきた。



第 41 回先進医療会議(平成 28 年5月 12 日開催)において、先進医療で漠然とした症
例集積が行われ、保険適用の可否判断の見通しが立ちにくいのではないか、また、各疾
患のガイドラインにおける位置づけについて各専門領域の学会との調整を行うべきでは
ないか、という指摘があった。



この指摘をうけ、比較対照を厳格に設定するなど重点的な評価が必要な適応症につい
ては、先進医療Bとして実施するとともに、それ以外の適応症については、日本放射線
腫瘍学会(以下、「学会」という。)が作成した統一治療方針に基づき、先進医療Aでの
症例集積を行っていき、蓄積された既治療例に関しては観察研究の結果を論文化してい
く方針が学会より示された。



平成 28 年度及び平成 30 年度の診療報酬改定時において、一部の適応症(小児腫瘍
(陽子線治療のみ)、切除非適応の骨軟部腫瘍、頭頸部悪性腫瘍(口腔・咽喉頭の扁平上
皮がんを除く)
、限局性前立腺癌)について、その科学的根拠等に基づき保険適用とした
ところ。

2.学会から提出された科学的根拠等について


第 80 回先進医療会議(令和元年 11 月7日開催)において、学会より肝細胞癌、肺
癌、膵癌、転移性腫瘍の4つの疾患について、先進医療Aとして統一治療方針に基づ
き集積された症例の臨床成績が提出された。



また、令和2年度診療報酬改定に向けた先進医療技術の保険導入に係る検討のた
め、学会より粒子線治療に係る最新のエビデンスが提出された(事前評価担当の構成
員・技術専門委員には事前に送付)。

〇 上記の先進医療での臨床成績やエビデンス等を踏まえ、事前評価担当の構成員・技
術専門委員による評価が行われた。

1