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参考資料2-2 薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会とりまとめ (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26758.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会(第12回 7/13)《厚生労働省》
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された取組を含め、医薬品の専門家である薬剤師が薬物療法に積極的に関わ
っていくことが必要である。


病棟業務のほか、薬剤師による外来支援業務、治験・臨床研究、手術室、
ICU、救命救急等の業務への取組も必要である。



入退院時等におけるシームレスな薬学的管理を実践するため、地域の薬局
等の関連機関や機能の異なる医療機関間との連携に係る業務にも今後関与
していく必要がある。薬局と医療機関の連携のためには、医療機関の薬剤師
として在宅医療をはじめとする薬局の業務についても理解しておくことが
必要であり、薬局の薬剤師との会議や研修等により連携を充実させる取組が
効果的である。



また、上記の連携等の業務は、薬局の場合と同様に、電子処方箋等の取組
や電子版お薬手帳の活用により、業務が大きく変わっていくことが予想され
るため、ICT を活用した薬剤師の業務を積極的に考えることが必要となる。



医療機関における医療安全の取組として、医療安全管理部門に薬剤師を配
置すること等により、院内における医薬品安全管理の組織体制を構築すると
ともに、他職種への研修等を通して、必要となる情報提供や安全確保を目的
とした取組が求められる。



薬機法改正により、先駆け審査指定制度や条件付き早期承認制度等が法制
化され、優れた医薬品が早期に実用化されることになるが、医薬品リスク管
理計画(RMP)等を活用して副作用のモニタリングを行うことにより、医薬品
の適正使用により貢献していくことが求められる。(薬局の薬剤師も同様)



このような業務の充実の一方で、薬局の場合と同様に、対物業務の効率化
も考える必要がある。特に、中小規模の医療機関では病棟業務に係る時間が
短い傾向があり、十分な病棟業務や院内での活動の確保・充実のために、業
務効率化が求められる。



上記のような各種取組の推進のためには、免許取得後に薬物療法をとりま
く最新の知見を幅広く習得するなど生涯研修による質の向上が必要である
とともに、がんなどの疾患領域に応じた専門性も求められる。

③医薬品製造販売業・製造業
○ 研究開発については、抗体医薬品などのバイオ医薬品や遺伝子治療、細胞
治療、核酸医薬といった新たな作用機序や構造特性(新規モダリティ)を有
する医薬品の開発、今後の AI やビッグデータ等の利活用による研究開発の
進展を背景に、これらに対応する研究能力の強化に加え、新しい知識の拡充
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