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資料3-3 西浦先生提出資料 (148 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00348.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(第90回 7/13)《厚生労働省》
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人口レベルでの免疫保持者の推定

【目的】
予防接種が進捗した中で、発病阻止効果および重症化・死亡から防がれている効果を保
持する者の比率を人口中で計算すること
【使用データ】
年齢群別の重症化リスクや死亡リスク(IFR)をO’Driscoll他から抽出した(2020年9月迄の
観察に基づく。alpha株やdelta株のIFRも大きく異ならない)。
O’Driscoll M, et al. Nature volume 9 , pages
–145 (2021)
オミクロン株でのIFRの変化への対応について:IFRは2021年1月までO’Driscollらの推定
値として、12月以降にOsakaにおける推定値を研究者内で推定の上、利用した(後者は年
齢群39歳未満、40-59歳、60-79歳、80歳以上で、0.001%, 0.037%, 0.126%, 4.146%)
【方法】
1.ある時刻tで年齢群aの者が重症化から防がれている比率を以下で計算した。
𝑖
𝑖
𝑑
ℎ𝑎,𝑡 = 𝑣𝑎,𝑡
+ (1 − 𝑣𝑎,𝑡
)𝑣𝑎,𝑡
ここで、v_{a,t}^{i}は発病阻止効果、v_{a,t}^{d}は重症化予防効果である。
2.発病阻止効果は、ルーチン化してアドバイザリーボードで報告してきた免疫保持者割合に
他ならない。重症化予防効果も同様に計算を実施した。
3.重症化し得る残存人口は以下で計算した。
𝐵𝑎,𝑡 = 𝑁𝑎 (1 − ℎ𝑎,𝑡 )𝐼𝐹𝑅𝑎
N_aは年齢群別人口(Censusより)。IFRは上述の通りとした。
西浦研投稿中研究より抜粋. 148