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資料3-11 古瀬先生提出資料 (20 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00348.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(第90回 7/13)《厚生労働省》
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全体のまとめと限界
• 6万件超の検体を解析し、2020~2022年の抗体陽性割合を、月ごと・年代ごとに示した
• 首都圏(+栃木県)と北海道のデータで検証を行った

• 「報告されなかった感染者数の推移」や「ワクチン接種による抗体獲得」に関して、重要な示唆所見が得られた。より細
かい手法やデータについては、査読前論文として公開されている(https://doi.org/10.1101/2022.07.11.22277481)
• ただし、統計的検出力や検査自体の精度に限界があるため、抗体陽性率によって正確に感染率を推計できているわけでは

ない
• また、調査の対象となった人々が各年代の一般人口をどの程度代表できているかは不明である(病院を受診するような
人々は健康意識が高く、感染リスクの高い行動をより強く避けているかもしれない。逆に、何らかの症状を有して受診し

ている場合、過去に新型コロナウイルスに感染している事前確率は一般人口よりも高いかもしれない)
• 本データは流行予測など今後の見通しを検討するうえで重要な基礎データとなるが、そのためには抗体陽性者における感
染や重症化に対する防御効果の程度など更なる解析を要する
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