資料3-3 西浦先生提出資料 (211 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00348.html |
出典情報 | 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(第92回 7/27)《厚生労働省》 |
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たことのデータ解釈について
【背景】
東京都ではオミクロン株の亜系統BA.5検出のためにL452R変異のスクリーニングを実
施しているが、加えてゲノム解析を実施している。7月21日、海外への渡航歴あるいは
海外からの入国者との接触歴のないBA.2.75系統の感染者を2名(7月上旬に発病)報
告した。症状は軽症である。
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/hodo/saishin/corona3408.html
【目的】
同観察データの持つ意味と、7月上旬時点でのBA.2.75系統の感染者数を推定し、その
持つ意味を解釈可能にする。
【方法・データ】
1. ゲノム解析に約1週を要したと仮定する。7月14日の患者報告数はN=16662人であ
る。うち、M人がBA.2.75系統感染者であるとする。7月21日報告のゲノム解析によ
るオミクロンの確認例で渡航歴無しはn=2292人である。
(https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2022/07/22/documents/
press0722-22-01.pdf)うち、m=2人がBA.2.75系統の感染者であった。
2. この観察に対応する尤度は以下の通りの超幾何分布に従う:
𝑀
Pr(𝑋 = 𝑚) = 𝑚
𝑁−𝑀
𝑀
𝑛−𝑚 = 2
𝑁
𝑛
16662 − 𝑀
2290
16662
2292
211