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感染症週報 2022年第28週(7月11日-7月17日) (7 ページ)

公開元URL https://www.niid.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2022.html
出典情報 感染症週報 2022年第28週(7月11日-7月17日)(7/29)《国立感染症研究所》
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Infectious Diseases Weekly Report Japan

2022年 第28週
(7月11日〜 7月17日)
:通巻第24巻 第28号

〈6月コメント〉
(7月15日集計分)
◆性感染症について (2022年4〜6月、18〜21ページ「グラフ総覧」参照)
4つの性感染症(性器クラミジア感染症、 性器ヘルペスウイルス感染症、 尖圭コンジローマ、
淋菌感染症)は性感染症定点医療機関
(全国約1,000カ所)から毎月報告される。2022年6月分
の報告を行った性感染症定点医療機関数は982(産婦人科・ 産科・ 婦人科:480、泌尿器科:
411、皮膚科:82、性病科:9)であった。次ページ以降に、過去5年間の同時期における各性感
染症の男女別定点当たり報告数との比較(図1)、男女別・年齢階級別(0歳、1〜4歳、5〜69歳
は5歳毎、 および70歳以上)定点当たり報告数(図2)、15〜29歳における各性感染症の男女別
定点当たり報告数の推移(図3)を示す。
性器クラミジア感染症
4〜6月の定点当たり報告数は、1〜3月の定点当たり報告数と比べて、男女ともに増加した。
6月の定点当たり報告数は過去5年間の同時期と比較すると、男女ともにかなり多かった。年齢
群のピークは男女ともに20〜24歳であった。 また、 女性では10〜14歳の報告を認めた。15〜
29歳の若年者での動向はここ数年、男女ともに増加傾向である。
性器ヘルペスウイルス感染症
4〜6月の定点当たり報告数は、1〜3月の定点当たり報告数と比べて、男女ともに増加した。
6月の定点当たり報告数は過去5年間の同時期と比較すると、 男女ともに大きな変化は認めら
れなかった。年齢群のピークは男性では40〜44歳、女性では25〜29歳であった。また、女性で
は5〜9歳、10〜14歳の報告を認めた。15〜29歳の若年者での動向はここ数年、男女ともに横
ばいである。
尖圭コンジローマ
4〜6月の定点当たり報告数は、1〜3月の定点当たり報告数と比べて、男女ともに増加した。
6月の定点当たり報告数は過去5年間の同時期と比較すると、 男性でやや多かった。 年齢群の
ピークは男性では20〜24歳、 女性では25〜29歳であった。15〜29歳の若年者での動向はここ
数年、男女ともに横ばいである。
淋菌感染症
4〜6月の定点当たり報告数は、1〜3月の定点当たり報告数と比べて、男性では大きな変
化は認められなかったが、女性では増加した。6月の定点当たり報告数は過去5年間の同時
期と比較すると、男女ともにやや多かった。年齢群のピークは男女ともに20〜24歳であっ
た。また、女性では10〜14歳の報告を認めた。15〜29歳の若年者での動向はここ数年、男
女ともに微増傾向である。

Ministry of Health, Labour and Welfare / National Institute of Infectious Diseases

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