イノベーションを評価する薬価制度改革の必要性とその方向性（私見）

新薬のイノベーションの価値をより適切に評価できる薬価制度改革をおこないわが国の創薬環境・市場の魅力向上を

現行制度に対する課題認識

薬価収載

薬価改定

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将来的な改革の方向性（私見）

イノベーティブ新薬の価値が薬価に反映されていない

イノベーティブ新薬の価値を評価する薬価制度を導入

欧州より低水準の薬価算定
⁃ 2016年以降に発売された19製品のうち日
本の薬価が高いのは1製品のみ（原価計
算方式算定品目のケース）

新薬のイノベーションの価値を適切に反映する薬価
算定方式の導入
⁃ 原価計算方式に代わる新方式として導入する
⁃ 先進国（特に欧州）に比肩できる水準での
新薬の薬価算定を通じて、日本での開発投
資を促す
⁃ 薬剤費高騰への懸念に対してはマクロ的アプ
ローチを併用し持続可能性を担保しては

日本のみで採用されている原価計算方式
⁃ 今後開発が期待されるイノベーティブ新薬の
薬剤価値が十分に評価できない

市場拡大再算定
⁃ 大型化したイノベーティブ新薬に対して適用
されており薬剤価値を毀損している（イノ
ベーションに対するムチの政策）

市場拡大再算定のあり方の見直し
⁃ 「効能変化再算定」と「用法用量変化再算
定」以外の再算定を見直す
⁃ イノベーティブ新薬への抑制政策の緩和