よむ、つかう、まなぶ。
資料9 山口参考人提出資料 (1 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27784.html |
出典情報 | がん対策推進協議会(第80回 9/5)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
第 81 回がん対策推進協議会
2022年9月5日
資料9
令和4年9月5日
第4期がん対策推進基本計画策定への参考意見
静岡がんセンター総長 山口 建
【スケジュール】
余裕がない。質疑では、議事終了後のメール送付に対し、後日、事務
局が回答し、協議会資料として残すといった工夫が必要。
【第3期基本計画・評価に関する参考項目】
第1 全体目標
(1) 「がんを知り、がん克服を目指す」という大目標については、「克
服」という語で議論が割れた。議論の時間が必要。
(2) 第3期基本計画では、三つの基本目標に死亡率低減目標を置かな
かった。この数値は、基本計画の効果に直結せず、他の要因の影
響を受けやすいこと、また、第2期計画実践の中間段階で未達の可
能性が指摘され、「がん対策加速化プラン」の策定が必要になった
ことなどを考慮した。
第2 分野別施策
2. がん医療の充実
(1) がんゲノム医療: 全ゲノム解析など新技術の診療実装
(2) 手術・放射線・薬物・免疫療法: 最も重要な項目だが、計画期間
中のロボット支援手術、高精度照射、分子標的薬、免疫チェック
ポイント阻害剤などの普及を成果として取り込めなかった。
(5) 支持療法: 対象が多彩で、個々の項目の明確化と選択・集中が
必要。
(7) 高齢者のがん: 高齢者のがんは前期・後期高齢者を合わせが
ん患者の7割を占める重要課題。積極的な取り組みが必要。
3. がんとの共生: 日本のがん対策の最大の特徴で堅持すべき。
(1) 緩和ケア: 医療スタッフが提供する医療の一環であり、“がん医
療の充実”への移動がふさわしい。支持療法や緩和ケアによる
患者・家族のQOL向上ががんとの共生でのアウトカム。
1
2022年9月5日
資料9
令和4年9月5日
第4期がん対策推進基本計画策定への参考意見
静岡がんセンター総長 山口 建
【スケジュール】
余裕がない。質疑では、議事終了後のメール送付に対し、後日、事務
局が回答し、協議会資料として残すといった工夫が必要。
【第3期基本計画・評価に関する参考項目】
第1 全体目標
(1) 「がんを知り、がん克服を目指す」という大目標については、「克
服」という語で議論が割れた。議論の時間が必要。
(2) 第3期基本計画では、三つの基本目標に死亡率低減目標を置かな
かった。この数値は、基本計画の効果に直結せず、他の要因の影
響を受けやすいこと、また、第2期計画実践の中間段階で未達の可
能性が指摘され、「がん対策加速化プラン」の策定が必要になった
ことなどを考慮した。
第2 分野別施策
2. がん医療の充実
(1) がんゲノム医療: 全ゲノム解析など新技術の診療実装
(2) 手術・放射線・薬物・免疫療法: 最も重要な項目だが、計画期間
中のロボット支援手術、高精度照射、分子標的薬、免疫チェック
ポイント阻害剤などの普及を成果として取り込めなかった。
(5) 支持療法: 対象が多彩で、個々の項目の明確化と選択・集中が
必要。
(7) 高齢者のがん: 高齢者のがんは前期・後期高齢者を合わせが
ん患者の7割を占める重要課題。積極的な取り組みが必要。
3. がんとの共生: 日本のがん対策の最大の特徴で堅持すべき。
(1) 緩和ケア: 医療スタッフが提供する医療の一環であり、“がん医
療の充実”への移動がふさわしい。支持療法や緩和ケアによる
患者・家族のQOL向上ががんとの共生でのアウトカム。
1