直近の感染状況の評価等

第98回（令和４年９月７日）
新型コロナウイルス感染症対策
アドバイザリーボード

資料１

＜感染状況等の概要＞
• 全国の新規感染者数（報告日別）は、直近の１週間では10万人あたり約681人となり、 今週先週比は0.69と着実に減少している。しかし、全国的
には本年２月のピークよりもまだ高い感染レベルが継続しており、また、一部地域では感染者数の減少の鈍化がみられる。今後、夏休み後の学
校再開による感染状況への影響に注意が必要。

• 新規感染者数が減少していることに伴い、療養者数も減少している。また、病床使用率は、全国的に高い水準にあるものの低下傾向にある。
医療提供体制においては、コロナだけでなく一般医療を含め医療提供体制への負荷が継続しているものの、状況の改善がみられる。
重症者数は足下で減少に転じ、死亡者数は増加の伸びが収まり高止まりとなっている。
実効再生産数 ： 全国的には、直近（8/21）で0.93となっており、首都圏、関西圏ともに0.92となっている。

＜地域の動向＞
北海道

※新規感染者数の数値は、報告日ベースの直近１週間合計の対人口10万人の値

新規感染者数は約644人（札幌市約623人）、今週先週比は0.88。30代以下が中心。病床使用率は約3割強。

北関東

茨城、栃木、群馬では新規感染者数は約559人、524人、571人、今週先週比は0.68、0.79、0.75。茨城、栃木、群馬では30代以下が中心。病床使用率
について、茨城では5割強、栃木、群馬では4割強。

首都圏

東京の新規感染者数は約579人、今週先週比は0.66。30代以下が中心。病床使用率は4割強、重症病床使用率は3割弱。埼玉、千葉、神奈川の新規
感染者数は約557人、542人、441人、今週先週比は0.73、0.75、0.71。病床使用率について、埼玉、神奈川では5割強、千葉では5割弱。

（１都３県）

中京・東海

関西圏

九州
沖縄
上記以外

愛知の新規感染者数は約800人、今週先週比は0.71。30代以下が中心。病床使用率は8割弱。岐阜、静岡、三重の新規感染者数は約795人、659人、
824人、今週先週比は0.73、0.68、0.70。病床使用率について、岐阜では5割弱、静岡では約5割、三重では5割強。
大阪の新規感染者数は約757人、今週先週比は0.66。30代以下が中心。病床使用率は5割強、重症病床使用率は約1割。滋賀、京都、兵庫、奈良、和
歌山の新規感染者数は約779人、774人、758人、700人、701人、今週先週比は0.68、0.72、0.68、0.62、0.63。病床使用率について、滋賀では約7割、京
都、兵庫では5割強、和歌山では約5割、奈良では約4割。
福岡の新規感染者数は約772人、今週先週比は0.62。30代以下が中心。病床使用率は6割強。佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島の新規感染者
数は約820人、966人、816人、784人、973人、1,036人、今週先週比が0.61、0.61、0.66、0.68、0.64、0.66。病床使用率について、佐賀では4割強、宮崎で
は約4割、長崎、熊本、大分、鹿児島では5割強。
新規感染者数は約820人、今週先週比は0.62。30代以下が中心。病床使用率は6割弱、重症病床使用率は約5割。
岩手、山形、福島の今週先週比は0.80、0.88、0.83。病床使用率について、青森では6割強、徳島では約6割、香川では6割弱、山形、富山、長野、広島、
山口では5割強。

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