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資料6-1~2 トレチノイン トコフェリル (1 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198111_00019.html |
出典情報 | 医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議(第21回 9/12)《厚生労働省》 |
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資料 6-1
候補成分のスイッチ OTC 化に係る課題点とその対応策について
1.候補成分の情報
成分名(一般名)
トレチノイン トコフェリル
効能・効果
床ずれ
2.課題点とその対応策についてのこれまでの主な意見(ディスカッションペーパー)
スイッチ OTC 化する上での課題点等
課題点等に対する対応策、考え方、意見等
【薬剤の特性について】
○
本剤は、褥瘡、皮膚潰瘍に適応があり、肉芽 ○
医師の定期的な診察の下、期別分類や滲出液
形成、創傷治癒促進作用に優れた副作用のな
の程度を確認した上で、医師の指示の下、購入
い安全に使える薬であるが、水分を多く含む
し用いるのであれば、OTC とすることに大きな
乳剤性基剤であることが本剤のスイッチ OTC
問題はないが、この薬剤はセルフメディケーシ
化の最大の懸念点である。褥瘡の治療におい
ョンの対象ではないと考える。
ては、感染制御と滲出液の制御が重要であり、
本剤は、感染兆候が見られず、滲出液の少ない
乾燥傾向にある潰瘍に用いられるべきもの
で、本剤の使用判断は、創傷治癒及び治療に精
通していない場合は難しい。
【対象疾患と適正使用について】
○
医師の定期的な診察の下に、状態に応じて
最も適切な医薬品を使うべきということを考
えると、診断時に処方すればよいことから、
OTC 化の意味は全くない。むしろ OTC 化する
ことで、感染を起こし、敗血症になって生命予
後に関わる可能性があることから大きなデメ
リットがある。
【販売体制及び OTC を取り巻く環境について】
○ OTC 化された場合、例えば在宅介護の際に
寝たきりの患者に使うために、薬を家族が買
いに行くことになる。そのときに、薬局の薬剤
師に、褥瘡の状況の写真等を持っていって判
断してもらうのか等、OTC 化した場合の窓口
での販売の方法を検討する必要がある。
現在オンライン診療が行われていて、在宅
の患者もオンライン診療で主治医、かかりつ
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候補成分のスイッチ OTC 化に係る課題点とその対応策について
1.候補成分の情報
成分名(一般名)
トレチノイン トコフェリル
効能・効果
床ずれ
2.課題点とその対応策についてのこれまでの主な意見(ディスカッションペーパー)
スイッチ OTC 化する上での課題点等
課題点等に対する対応策、考え方、意見等
【薬剤の特性について】
○
本剤は、褥瘡、皮膚潰瘍に適応があり、肉芽 ○
医師の定期的な診察の下、期別分類や滲出液
形成、創傷治癒促進作用に優れた副作用のな
の程度を確認した上で、医師の指示の下、購入
い安全に使える薬であるが、水分を多く含む
し用いるのであれば、OTC とすることに大きな
乳剤性基剤であることが本剤のスイッチ OTC
問題はないが、この薬剤はセルフメディケーシ
化の最大の懸念点である。褥瘡の治療におい
ョンの対象ではないと考える。
ては、感染制御と滲出液の制御が重要であり、
本剤は、感染兆候が見られず、滲出液の少ない
乾燥傾向にある潰瘍に用いられるべきもの
で、本剤の使用判断は、創傷治癒及び治療に精
通していない場合は難しい。
【対象疾患と適正使用について】
○
医師の定期的な診察の下に、状態に応じて
最も適切な医薬品を使うべきということを考
えると、診断時に処方すればよいことから、
OTC 化の意味は全くない。むしろ OTC 化する
ことで、感染を起こし、敗血症になって生命予
後に関わる可能性があることから大きなデメ
リットがある。
【販売体制及び OTC を取り巻く環境について】
○ OTC 化された場合、例えば在宅介護の際に
寝たきりの患者に使うために、薬を家族が買
いに行くことになる。そのときに、薬局の薬剤
師に、褥瘡の状況の写真等を持っていって判
断してもらうのか等、OTC 化した場合の窓口
での販売の方法を検討する必要がある。
現在オンライン診療が行われていて、在宅
の患者もオンライン診療で主治医、かかりつ
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