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資料3-11-① 森本先生提出資料 (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00348.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(第99回 9/14)《厚生労働省》
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新型コロナワクチンの有効性に関する研究(第6報)
考察:2022年7月1日から8月26日における暫定報告
• 本報告では、全国でBA.5が流行した2022年7月1日から8月26日の期間の16歳~64歳での新型コロナワクチンの発症予
防における有効性を推定した。
• 16歳~64歳において、ファイザー社製・モデルナ社製いずれかの新型コロナワクチン2回接種完了後181日以上経過した場合
でも、未接種と比較し、有効性を認めたが (50.6%、95%信頼区間:14.4~71.5%)、3回接種を行うことによりその有効
性が上昇することが示された (3回接種完了後90日以内:75.3%、95%信頼区間:56.9~85.9%)。しかし、3回接種
後であっても、時間の経過とともに有効性が低下する可能性が示唆され (3回接種完了後181日以上:56.3%、95%信頼
区間:6.6~80.1%)、諸外国からも報告されている時間経過による有効性の減弱が本邦でも起きていると考えた。
• 3回接種完了後181日以上経過した場合には、2回接種完了後181日以上経過した場合と比較して、相対的な有効性に
関して、有意な有効性はみとめなかった (2回接種完了後181日以上と比較した3回接種完了後181日以上の相対的な有
効性:12.7%、95%信頼区間:-81.2~57.9%)。
• BA.5流行期の新型コロナワクチンの発症予防における有効性は、本サーベイランス研究のBA.1流行期と比較して同等と推定
されたが (図4)、今回の解析では未接種者のサンプルサイズが小さく、95%信頼区間も広いため、注意が必要であり、今後の
研究対象者の集積が必要である。
• 本報告は本サーベイランス研究の暫定データであり、2022年7月1日から8月26日の期間においても、今回の報告で集計でき
ていない研究対象患者情報も多数あるため、今後の患者情報の蓄積と解析により変動すると考えられる。

Vaccine Effectiveness Real-Time Surveillance Study (VERSUS)

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