第17回ワクチン評価に関する小委員会での議論
９価HPVワクチンの定期接種化に向けて検討すべき論点の整理
定期接種化の是非について検討を要する論点
接種の目的

９価HPVワクチンの接種の目的は何か。

疾病負荷の大きさ
（疾病の蔓延状況、重症度）

日本でのHPV感染によって生じる疾病の特徴や疾病負荷をどのよう
に考えるか。

国民の免疫の保有状況

わが国のHPV遺伝子型の分布、抗体保有率より期待される9価HPV
ワクチンの効果はあるのか。

ワクチンの有効性

９価HPVワクチンによる子宮頸がん等への期待される効果が明らか
となっているか。

ワクチンの安全性

９価HPVワクチンの安全性について、一定程度明らかになっている
と考えられるか。２価・４価HPVワクチンと比較し、特に留意すべ
き点はあるか。

費用対効果

国内で９価HPVワクチンを導入した場合の医療経済学的評価につい
て、明らかとなっているか。費用対効果は良好か。

仮に定期接種のワクチンとして用いることになった場合に検討を要する論点
接種対象者

２価・４価HPVワクチンと同様として良いか。

定期接種に用いる
ワクチンの種類

定期接種にどのワクチン（２価・４価・９価）を用いるべきか。

第17回ワクチン評価に関する小委員会

※第17回ワクチン評価に関する小委員会
資料2-1より抜粋、追記修正あり

今後これらの論点について議論していくことが了承された。

5