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資料1 直近の感染状況等の分析と評価 (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00395.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(第101回 10/5)《厚生労働省》
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<感染状況等と今後の見通し>
○ 感染状況について
• 新規感染者数について、すべての地域において減少が継続している。また、東北、北陸甲信越、中国、四国地方では本年2月のピークとほぼ同
じ感染レベルとなった。一方で、一部の地域で減少速度が鈍化し、今週先週比が1に近づくなど、地域差がみられる。さらに、高齢者施設と医療
機関の集団感染は、減少しているものの一部継続している。
• 全国の年代別の新規感染者数は、全年代で減少が継続しているが、人口あたりでは若い世代ほど多くなっている。高齢者の新規感染者数も減
少傾向となっており、重症者数や死亡者数は減少傾向が継続しているが、足元で横ばいとなっている。
• 本年1月以降の小児等の死亡例に関する暫定報告にあるように、小児感染者数の増加に伴う、重症例、死亡例の発生に注意が必要である。
○今後の見通しについて
• 今後の感染状況について、発症日のエピカーブや大都市における短期的な予測などでは、地域差や不確実性はあるものの、多くの地域で減少
傾向が継続するが、一部地域では減少速度が鈍化する可能性がある。今後連休や観光による接触機会の増加等が感染状況に与える影響にも
注意が必要。また、過去2年間の傾向から今冬の新型コロナウイルス感染症の流行拡大や、季節性インフルエンザの例年よりも早期の流行、さ
らにはこれらの同時流行が懸念される。
○感染の増加要因・抑制要因について
【ワクチン接種および感染による免疫等】
ワクチン接種と自然感染により、獲得した免疫は経時的に低下すると考えられる。また、60代以上では、20−40代と比較してワクチンの接種率
は高いが、感染による免疫獲得は低く、今後高齢者層での感染拡大が懸念される。
【接触パターン】
夜間滞留人口について、感染状況が全ての地域で改善している中、足元では、東京、愛知、大阪、福岡などの大都市や沖縄といった多くの地
域で増加がみられる。今後年末に向けて、夜間滞留人口がさらに増加することも懸念される。
【流行株】
現在BA.5系統が主流となり、概ね置き換わっている。現在のところ、さらに他の系統に置き換わりが進む傾向はみられていない。
【気候要因】
今後しばらくは換気を行いやすい気候条件になるが、高い気温や激しい降雨となる日には、換気がされにくい場合もある。
○ 医療提供体制の状況について
• 全国的には、感染状況の改善の継続により、病床使用率については低下傾向にあり、ほぼすべての地域で3割を下回るなど低い水準にある。重
症病床使用率も低下傾向にあり、ゼロとなる地域もみられる。
• 全国的に、一般医療を含めた医療提供体制への負荷が一部みられるものの、状況の改善がみられる。介護の現場では、施設内療養や、療養者
及び従事者の感染がみられる。
• 救急搬送困難事案については、特にコロナ疑い事案をはじめ、全国的に改善傾向が継続している。
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