令和4-5年度「リアルワールドデータ（RWD)に基づく外科手術等の高度化・多様化する医
療技術の評価及びRWDの活用に資する研究班」検討計画
【今後の計画】
 整形外科領域を対象に、１つのKコードに対して複数のSTEM7が分類されうる症例を中心
に、DPCデータに基づく麻酔時間の分布評価を引き続き行い、検証対象とする術式を拡大す
る。また、検証結果に基づく術式分類について、関係団体や関連学会等とも協力しなが
ら、臓器・部位ベースのコード体系への変換に向けた情報の整理と検討を実施する。

 評価手法については、関係学会の保有するデータベースを補完的に利用する等の対応によ
り、令和３年度第２回医療技術評価分科会で報告した手術術式を中心に、手術時間の分布
の評価、DPCデータの麻酔時間に着目した評価との関係性について検証し、術式分類に資す
る評価方法を検討する。また、関係団体等との連携のもと、整形外科以外の領域の術式分

類についても検討を開始し、術式分類の議論に資するデータを構築する。

 これらの活動に向けて、DPCデータについては新たに利用申請を行い、全領域・全Kコード
×STEM7の組み合わせを対象に、その頻度および手術当日の総麻酔時間の算出を行う。