よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料1-3-4          新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要(コミナティ筋注5~11歳用) (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00052.html
出典情報 第85回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第14回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(10/7)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

【別紙1】
新型コロナワクチン(コミナティ筋注5〜11歳用、ファイザー株式会社)接種後に死亡として報告された事例の一覧(令和4年2月21日から令和4年9月27日までの報告分)

★評価記号
※評価記号
α:「ワクチンと死亡との因果関係が否定できないもの」
α:「ワクチンと症状名との因果関係が否定できないもの」
原疾患との関係、薬理学的な観点や時間的な経過などの要素を勘案し、医学・薬学的観点から総合的に判断し、ワクチン接種が、事象発現の原因となったことが否定できない症例
原疾患との関係、薬理学的な観点や時間的な経過などの要素を勘案し、医学・薬学的観点から総合的に判断し、ワクチン接種が、事象発現の原因となったことが否定できない症例
β:「ワクチンと症状名との因果関係が認められないもの」
β:「ワクチンと死亡との因果関係が認められないもの」
原疾患との関係、薬理学的な観点や時間的な経過などの要素を勘案し、医学・薬学的観点から総合的に判断し、ワクチン接種が、事象発現の原因となったとは認められない症例
原疾患との関係、薬理学的な観点や時間的な経過などの要素を勘案し、医学・薬学的観点から総合的に判断し、ワクチン接種が、事象発現の原因となったとは認められない症例
γ:「情報不足等によりワクチンと症状名との因果関係が評価できないもの」
γ:「情報不足等によりワクチンと死亡との因果関係が評価できないもの」
情報が十分でない、使用目的又は方法が適正でない等のためワクチン接種と事象発現との因果関係の評価ができない症例

No

年齢
(接種
時)

性別

接種日

発生日
(死亡日)

ロット番号 接種回数

基礎疾患等

死因等
(報告者による見解・考察等)

報告書上の記載

1

11歳



2022年4月28日

2022年4月30日

FN5988

2回目

因果関係
(報告医評
価)

対応する
MedDRA PT

予診票での留意点:重症心身障害児(超重症児)
出生時重症新生児仮死、低酸素性虚血性脳症、生直後より人工呼吸管理。自発
呼吸なく、常に人工呼吸管理。脳性麻痺あり。経管栄養。意思疎通なし。表情は変
呼吸不全
化しないが、痛み刺激にわずかに顔をゆがめる程度はあり。肢体不自由。超重症
児で2014年6月より重症心身障害者病棟に長期入所している。家族も重篤な状態
になった際の延命措置は望んでいなかった。
併用薬:デパス、メイラックス、リボトリール、エクセグラン、ニトラゼパム、フェノバー
ル、イーケプラ、アスパラK、アレグラ、エルカルチン、ガスコン
2022年4月7日に1回目接種。副反応なく経過した。4月28日午後、2回目接種。2回
目接種翌日昼過ぎより心拍数130〜150/分の頻脈・冷や汗・疲労感が出現した。様
子をみていたが、接種2日後夕方から呼吸不全となり、徐々に脈減少・血圧低下と
急性心筋炎様の心不全 心筋炎
なり、同日夜心肺停止、死亡確認された。状況より急性心筋炎による心不全が考
えられた。最後は急性心不全、呼吸不全で死亡したと思われる。CRP高値、頻脈、
冷や汗、発熱はないことから、急性心筋炎を疑わせるが、状況や検査からは決定
的な要素に乏しく確定できない。よって「心筋炎の疑い」となる。
呼吸不全(100% 02バギング)・全身チアノーゼ・血圧測定不可となり点滴・採血は困
難であった(ようやく1.5 mLくらい採血できた。)。また、休日対応であり、可能な検
査項目も少なかった。心エコーもできる体制ではなかった。なお、2回目接種前日の
採血では異常所見はなかった。
心不全
(〜6/10の情報に基づく(集計・専門家評価対象期間(〜5/15)後に報告された内
容))

報告医が
死因等の判断

至った検査

血液検査(CK上
昇あり(1,246
U/L)、CRP上昇
あり(32.8
mg/dL)、LDH上
昇あり(515)、
BUN上昇あり
(24.7))、胸部
単純レントゲン
(死後)(肺炎
評価不能
像・うっ血像な
し)
(〜6/10の情報
に基づく(集計・
専門家評価対
象期間(〜
5/15)後に報告
された内容))

3

他要因の可
能性の有無
(報告医評 ワクチンと死亡と

価)
因果関係評価
(評価記号★)



γ

専門家による評価【令和4年9月2日時点】

コメント

心肺停止の原因として、心筋炎と診断するための情報が
なく、心筋炎のブライトン分類はレベル4と考えられる。ま
た、心不全についても診断するための客観的な情報はな
い。情報が限られているものの、出生時重症新生児仮
死、低酸素性虚血性脳症により、出生直後から人工呼吸
器管理および脳性麻痺で長期入院中の重症症例であり、
ワクチン接種に関係なく呼吸不全をきたして心肺停止と
なった可能性も考えられる。
※〜8/5から変更なし。

専門家による評価【令和4年10月7日時点】
ワクチンと死亡
との
因果関係評価
(評価記号★)

γ

評価に用いた報告内容

注2

コメント
資料番号

心肺停止の原因として、心筋炎と診断するための情報が
なく、心筋炎のブライトン分類はレベル4と考えられる。ま
た、心不全についても診断するための客観的な情報はな
い。情報が限られているものの、出生時重症新生児仮
死、低酸素性虚血性脳症により、出生直後から人工呼吸
器管理および脳性麻痺で長期入院中の重症症例であり、
ワクチン接種に関係なく呼吸不全をきたして心肺停止と
なった可能性も考えられる。
※〜9/2から変更なし。

症例No