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資料2 第4期がん対策推進基本計画に対する「がんの緩和ケアに係る部会」からの提案 (51 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28456.html
出典情報 がんとの共生のあり方に関する検討会(第7回 10/11)《厚生労働省》
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第4期がん対策推進基本計画に対する
「がんの緩和ケアに係る部会」からの提案について
第4期がん対策推進基本計画は「がん対策推進協議会」で別途議論されるが、
本部会における議論を踏まえ、以下のように提案してはどうか。

緩和ケアの地域連携について
現状と課題





がん患者の多くが、がん診療連携拠点病院等以外の病院で看取られている現状がある。
がん診療連携拠点病院等から連携する地域の医療機関へ転院後、提供されていた緩和ケアが断絶する等の
指摘がある。
がん診療連携拠点病院等と、それ以外の医療機関の間で、緩和ケアに関する地域連携を推進するための情
報共有・議論の場が十分にもたれていない可能性がある。
地域のがん患者へ緩和ケアを提供するに当たって、それぞれの地域のリソースを最大限活用するために、
拠点病院や診療所等の関係施設間の連携・調整を行う「地域緩和ケア連携調整員」の育成を行っている。
しかし、地域により地域緩和ケア連携調整員研修への拠点病院等の参加状況には差がある。

今後の方向性




拠点病院等は、地域の医療機関や在宅療養支援診療所等の医療・介護を担う機関、関係団体、自治体等と
連携し、地域における緩和ケアの状況や課題を把握したうえで、それぞれの地域の状況に応じた緩和ケア
の提供体制を構築することにより、その課題等を解決する。そのために、実務者による話し合いの場だけ
でなく、それぞれの代表者同士による話し合いの場を設置するよう努める。
国は、地域の関係機関間で顔の見える関係性が構築され、十分な情報共有等が行われるよう、関係機関間
の連携・調整を行う者の育成を進める。

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