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資料1 直近の感染状況の評価等 (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00395.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(第102回 10/12)《厚生労働省》
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<感染状況等と今後の見通し>
○ 感染状況について
• 新規感染者数について、すべての地域において減少が継続している。しかし、高齢者施設と医療機関の集団感染は、減少しているものの一部継
続している。
• 全国の年代別の新規感染者数は、全年代で減少が継続しているが、人口あたりでは若い世代ほど多くなっている。高齢者の新規感染者数も減
少傾向となっており、重症者数や死亡者数も減少傾向が継続している。
• 本年1月以降の小児等の死亡例に関する暫定報告にあるように、小児感染者数の増加に伴う、重症例、死亡例の発生に注意が必要である。
○今後の見通しについて
• 今後の感染状況について、大都市における短期的な予測などでは、不確実性はあるものの、緩やかな減少傾向または横ばいとなる可能性があ
る。連休や観光による接触機会の増加等が感染状況に与える影響にも注意が必要。また、過去2年間の傾向から今冬の新型コロナウイルス感
染症の流行拡大や、季節性インフルエンザの例年よりも早期の流行、さらにはこれらの同時流行が懸念される。
○感染の増加要因・抑制要因について
【ワクチン接種および感染による免疫等】
ワクチン接種と自然感染により、獲得した免疫は経時的に低下すると考えられる。また、60代以上では、20−40代と比較してワクチンの接種率
は高いが、感染による免疫獲得は低く、今後高齢者層での感染拡大が懸念される。
【接触パターン】
夜間滞留人口について、気温の低下と降雨が続いたことにより多くの地域で減少しており、直近の感染者数の減少にも一定の影響があった
可能性がある。しかし、今後年末に向けて、夜間滞留人口が増加することも懸念される。
【流行株】
現在BA.5系統が主流となり、概ね置き換わっている。現在のところ、さらに他の系統に置き換わりが進む傾向はみられていない。
【気候要因】
今後しばらくは換気を行いやすい気候条件になるが、高い気温や激しい降雨となる日には、換気がされにくい場合もある。
○ 医療提供体制の状況について
• 全国的には、感染状況の改善の継続により、病床使用率については低下傾向にあり、すべての地域で3割を下回るなど低い水準にある。
重症病床使用率も低下傾向にあり、ゼロとなる地域が増加している。
• 全国的に、一般医療を含めた医療提供体制について状況の改善がみられる。しかし、介護の現場では、施設内療養や、療養者及び従事者の
感染がみられる。

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