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参考資料4-4 新型コロナウイルス既感染者に関わる採血制限について(令和3年度第2回安全技術調査会資料1) (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28731.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会血液事業部会安全技術調査会(令和4年度第3回 10/25)《厚生労働省》
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令和4年度第3回安全技術調査会

参考資料4-4

令和3年7月 27 日
血液事業部会安全技術調査会

新型コロナウイルス既感染者の採血基準等について
新型コロナウイルス感染症の流行による患者数の増加に鑑み、新型コロナウ
イルス既感染者に対する採血制限の考え方について、検討が必要となっている。
昨年 7 月 22 日に開催された令和 2 年第 1 回血液事業部会安全技術調査会以
降、数度にわたって議論を行ってきたところである。
前回(本年4月 27 日)の本調査会における審議においては、新型コロナウイ
ルス既感染者の採血制限については、新型コロナウイルス既感染者において後
遺症が認められていることが報告されているものの、本邦における新型コロナ
ウイルス既感染者における後遺症についての知見が乏しいこと等から、更なる
知見を収集した上で再度検討することが適切であるとの結論となった。
今般、本邦における新型コロナウイルス既感染者における後遺症の知見が集
積されたこと等から、厚生労働科学研究班(「安全な血液製剤の安定供給に資す
る適切な採血事業体制の構築に関する研究」代表 浜口功 国立感染症研究所
血液・安全性研究部長、以下「浜口班」という。)において改めて知見の整理を
行ったところ、以下の通りであった。
○浜口班における見解(6月23日、7月7日)
国内外における、新型コロナウイルス既感染者における後遺症等について
整理を行った。その結果、以下の点を踏まえると、新型コロナウイルス既感
染者における献血の採血制限については、後遺症の有無に係る問診を実施す
ることや、必要時には動脈血酸素飽和度を測定する等の新たな健康診断の項
目を加えた上で、新型コロナウイルス感染症による症状消失日(無症候の場
合は陽性となった検査の検体採取日)から4週間とすることが適切である。
① 献血者の安全性確保の観点
I. 「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き(第5版)」に
おける「退院職場復帰基準」が、
『発症日(無症候の場合は陽性となっ
た検査の検体採取日)から 10 日間経過し、かつ症状軽快後 72 時間経
過すること』と設定されていることを考慮し、症状消失(無症候の場
合は陽性となった検査の検体採取日)から2週間の採血制限期間を設
けるとともに、献血者の安全性への更なる配慮を目的として、2週間

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