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資料3-5-② 中島先生提出資料 (12 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00395.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード (第104回 10/26)《厚生労働省》
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まとめ
• 免疫逃避能の高いオミクロン株による流行においても、ワクチンのブースター接種の推進と
ともに重症化率や致死率は低く抑制されている。
• 一方、介護逼迫や医療逼迫の観点から、施設内の拡大防止、大規模化防止は重要であ
る。
• 地域流行レベルが上昇すると、発生施設数や施設関連感染者数が増加する。
• 地域流行レベルに対し、施設の発生リスクは第5波以降低く維持された。一方、施設関連者
の感染リスクは、第5波が最も低く、6波以降、上昇した。
• 1施設あたりの感染拡大リスク、大規模化の割合、平均感染者数は、高齢者の高い2回接
種率が達成された第5波が最も低かったが、第6波以降は再上昇した。高齢者における3回
目や4回目の接種率が上昇しても明らかな減少は観察されなかった。
• 免疫逃避特性の強いオミクロン株による福祉施設内発生に対する、従来株ワクチン接種に
よる感染伝播抑制効果の低下の可能性が考えられる。
• オミクロン株対応型2価ワクチンによる感染伝播抑制効果には不確実性があるが、第8波の
流行による施設内の感染拡大リスクを抑えるためには、中和抗体誘導能が上昇した同ワク
チンの接種を早期に進めることを検討するべきと考える。

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