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第3回作業部会までの議論を踏まえた今後の論点(案) (1 ページ)

公開元URL https://www.lifescience.mext.go.jp/2022/10/4041102.html
出典情報 ライフサイエンス委員会 脳科学作業部会(第4回 11/2)《文部科学省》
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資料2

第3回作業部会までの議論を踏まえた今後の論点(案)
2022 年 11 月 2 日
1.これまでの実施状況
〇革新脳により、ヒト脳解明を飛躍的に加速させる、世界最先端のマーモセット研究基盤を整備し、非
ヒト霊長類(マーモセット)の高次脳機能を担う神経回路の全容をニューロンレベルで解明(ヒト脳
解明のカギとなる脳の設計図を開発)。
・世界唯一のマーモセット脳画像の統合データベースの開発
・ミクロ(細胞レベル)からマクロ(全脳レベル)への階層のギャップを超える技術の開発
・精神・神経疾患の診断・治療に役立つ霊長類疾患モデルの作出・活用
〇国際脳により、革新脳成果をヒトの神経回路機能と疾患解明につなぐ研究基盤・基礎技術を確立。
・ヒト脳と非ヒト霊長類脳の構造および機能の領域化と相同性解析を可能とする技術を確立
・MRI データプラットフォームの整備、公開と共有
・高齢者におけるパーキンソン病やアルツハイマー病の患者に係るコホート(PADNI)の整備
〇疾患メカにより、情報科学との連携、双方向トランスレーショナルを通じた基礎と臨床の連携などを通じ
て、精神・神経疾患研究を推進。
〇横断萌芽により、若手枠を設けるなどの取組等を通じて、脳研究の裾野拡大(若手の研究者育成、
異分野との融合、異分野からの参画)等を推進。
〇2021年に、脳研究の更なる発展に向けて、人材育成、事業間連携などの必要性の観点から上
記プログラムの一括り化をしたものの、一体的な連携体制となっていない。
2.今後の論点(主なもの)
(1)研究目標
〇国内外の動向(研究、技術)やこれまでの脳研究成果等を踏まえ、今後5,10年を見据え、
日本の強みを生かした具体的な目標(脳機能解明、精神・神経疾患研究等)を何にするのか。
(2)研究期間
〇脳・精神・神経疾患研究が他の臓器・疾患と比べ、基礎寄りの研究テーマとなること、海外の研究
動向等を踏まえて研究期間を設定していくことが重要ではないか。
(3)研究枠組み・連携
〇例えば、中核課題に対応したトップダウン型の研究体制と、個別研究テーマに対応したボトムアップ
型を組み合わせて推進していくことが必要ではないか。
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