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風疹に関する疫学情報:2022年11月09日現在 (2 ページ)
出典
公開元URL | https://www.niid.go.jp/niid/ja/rubella-m-111/rubella-top/2145-rubella-related/8278-rubella1808.html |
出典情報 | 風疹に関する疫学情報:2022年11月9日現在(11/15)《国立感染症研究所》 |
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地域別報告数
第 44 週は、岡山県から 1 例報告があった(図 5)
。
2022 年は第 44 週時点で全国から 12 例の報告がみら
れている(図 4, 7)
。
人口 100 万人あたりの患者報告数は全国で 0.1 人であり、上位 3 件は和歌山県(1.1
人)、三重県(0.6 人)、岡山県(0.5 人)であった(図 6)。
図4 都道府県別病型別風疹累積報告数(2022 年第 1~44 週) (n=12)
図6 都道府県別人口百万人あたり風疹報告数(2022 年第 1~44 週) (n=12)
図5 都道府県別病型別風疹報告数(2022 年第 44 週) (n=1 )
図7 都道府県別風疹報告数 (2022 年 第 1~44 週)(n=12)
症状(重複あり)
多い順に発疹 12 人(100%)、発熱 10 人(83 %)、リンパ節腫脹 4 人(33%)、結膜充血 2 人
(17 %)、関節痛・関節炎 2 人(17 %)、咳 2 人(17 %)、鼻汁 1 人(8%)、血小板減少性紫斑病 0
人(0 %)、脳炎 0 人(0 %)であった。その他として下痢が 1 人、口内炎が 1 人報告された。発熱、発
疹、リンパ節腫脹の 3 主徴すべてがそろって報告されたのは 3 人(25%)であった。
検査診断の方法(重複あり)
11 人(92 %)が検査診断例であった。診断方法として血清 IgM 抗体の検出が 11 人(92 %)と最
も多かった。次いで PCR 法によるウイルス遺伝子の検出が 1 人(8%)であり、遺伝子型が検査され
たが、型別不能であった。風疹の届け出については、迅速な行政対応を行うため、臨床診断をした時点
でまず臨床診断例として届出を行うとともに、血清 IgM 抗体検査等の血清抗体価の測定の実施と、都道
府県等が設置する地方衛生研究所でのウイルス遺伝子検査等の実施のための検体の提出をしていく必要
がある。血清 IgM 抗体検査は発疹出現から 4 日目以降に実施する必要があるが、PCR 検査は発疹出現後
7 日以内に検査する必要があり、注意が必要である。
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第 44 週は、岡山県から 1 例報告があった(図 5)
。
2022 年は第 44 週時点で全国から 12 例の報告がみら
れている(図 4, 7)
。
人口 100 万人あたりの患者報告数は全国で 0.1 人であり、上位 3 件は和歌山県(1.1
人)、三重県(0.6 人)、岡山県(0.5 人)であった(図 6)。
図4 都道府県別病型別風疹累積報告数(2022 年第 1~44 週) (n=12)
図6 都道府県別人口百万人あたり風疹報告数(2022 年第 1~44 週) (n=12)
図5 都道府県別病型別風疹報告数(2022 年第 44 週) (n=1 )
図7 都道府県別風疹報告数 (2022 年 第 1~44 週)(n=12)
症状(重複あり)
多い順に発疹 12 人(100%)、発熱 10 人(83 %)、リンパ節腫脹 4 人(33%)、結膜充血 2 人
(17 %)、関節痛・関節炎 2 人(17 %)、咳 2 人(17 %)、鼻汁 1 人(8%)、血小板減少性紫斑病 0
人(0 %)、脳炎 0 人(0 %)であった。その他として下痢が 1 人、口内炎が 1 人報告された。発熱、発
疹、リンパ節腫脹の 3 主徴すべてがそろって報告されたのは 3 人(25%)であった。
検査診断の方法(重複あり)
11 人(92 %)が検査診断例であった。診断方法として血清 IgM 抗体の検出が 11 人(92 %)と最
も多かった。次いで PCR 法によるウイルス遺伝子の検出が 1 人(8%)であり、遺伝子型が検査され
たが、型別不能であった。風疹の届け出については、迅速な行政対応を行うため、臨床診断をした時点
でまず臨床診断例として届出を行うとともに、血清 IgM 抗体検査等の血清抗体価の測定の実施と、都道
府県等が設置する地方衛生研究所でのウイルス遺伝子検査等の実施のための検体の提出をしていく必要
がある。血清 IgM 抗体検査は発疹出現から 4 日目以降に実施する必要があるが、PCR 検査は発疹出現後
7 日以内に検査する必要があり、注意が必要である。
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