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資 料2-1 血液製剤に関する医療機関からの感染症報告事例等について (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23740.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会血液事業部会 運営委員会(第4回 2/9)《厚生労働省》
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PMDA提出資料より血液対策課作成

感染症報告事例一覧

日赤番号

識別番号

報告受領日

販売名(一般名)

患者 年
性別 代

原疾患(簡略
名)

感染症名

投与年月

投与前検査(年月)

投与後検査(年月)

日赤投与前
検査
(年月)

日赤投与後
検査
(年月)

受血者個別
NAT

献血者個別NAT

併用血液製
剤等

備考

国内輸血用血液製剤

重篤性(担
供血者再献 同一供血者製剤 同一供血者製剤
重篤性(企
当医の見

確保
使用
業の見解)
解)

転帰

輸血によるHBV感染報告例(疑い例を含む)
献血者の個別NATが陽性の事例
該当例なし
輸血後の抗体検査等で陽性であった事例

HBV-DNA(+)
(21/03)
HBV-DNA(+)、HBsAg(-)、HBsAb(+)、HBeAg(-)、HBeAb(-)、HBcAb(+)
(21/05)

PDI-3-21AA-21000028
00034

2021/10/15

照射赤血球液-LR(人赤血球液(放射
線照射))



循環器疾患
90 循環器疾患
循環器疾患

B型肝炎

20/12

HBV-DNA(-)
(20/12)

HBV-DNA(+)、HBsAg(+)、HBsAb(+)、HBeAg(+)、HBeAb(-)、HBcAb(+)
(21/06)
HBV-DNA(+)、HBsAg(+)、HBsAb(+)、HBeAg(+)、HBeAb(-)、HBcAb(+)
(21/07)

(検体なし)

HBV-DNA(+)、HBsAg
(+)、HBsAb(-)、HBcAb
陽性(輸血後)
(+)
(21/10)

2名の個別NATは
HBV-DNA(-)

2/2
2本の原料血漿を
(HBV関連
全て使用済み。 非重篤
製造。
検査陰性)

-

重篤

未回復

HBV-DNA(+)、HBsAg(+)、HBsAb(-)、HBeAg(+)、HBeAb(-)、HBcAb(+)
(21/09)
HBV-DNA(+)、HBsAg(+)、HBsAb(-)、HBeAg(+)、HBeAb(-)、HBcAb(+)
(21/10)

輸血によるHCV感染報告例(疑い例を含む)
献血者の個別NATが陽性の事例
該当例なし
輸血後の抗体検査等で陽性であった事例

輸血期間中
HCV-RNA(-)
(21/07)

HCVコア抗原(-)
(21/09)
PDI-3-21AA-21000030
00035

照射赤血球液-LR(人赤血球液(放射
2021/10/25
線照射))



70 血液腫瘍

C型肝炎

HCVコア抗原(-)、HCV-Ab
21/04-21/09 (-)
(19/12)

HCVコア抗原(+)
(21/10)

HCV-RNA(-)、
HCV-Ab(-)
(20/12)

HCV-RNA(+)、HCV-Ab(-)
(21/10)

HCV-RNA(+)、HCV-Ab
(-)
(21/09)

陰性(輸血前)
陽性(輸血後)

4名の個別NATは
HCV-RNA(-)

-

0/4

4本の原料血漿を
製造。3本の原料 1本の原料血漿
血漿は確保済
は使用済み。
み。

非重篤

重篤

不明

重篤

未回復

輸血後
HCV-RNA(+)、HCV-Ab
(-)
(21/10)

輸血によるサイトメガロウイルス感染報告例(疑い例を含む)
献血者の個別NATが陽性の事例
該当例なし
輸血後の抗体検査等で陽性であった事例

PDI-3-21AA-21000026
00033

赤血球液-LR(人赤血球液)
2021/9/30 照射濃厚血小板-LR(人血小板濃厚液 女
(放射線照射))

サイトメガロ
0 その他の疾患 ウイルス感 21/07-21/08 染

CMV-DNA(-)
(21/08)
CMV-DNA(+)
(21/09)

(検体なし)

(検体なし)

-

9名の個別NATは
CMV-DNA(-)

-

CMV-DNA(+)(母親)

-

7本の原料血漿、
1本の新鮮凍結血
漿-LR、5本の濃 濃厚血小板-LR
厚血小板-LRを は全て医療機関 非重篤
製造。原料血漿、 へ供給済み。
新鮮凍結血漿は
全て確保済み。

同一採血番号の
血漿にて無菌試
験を実施し、適
合。

-

-

-

-

被疑薬:採血10日目の赤血球液-LR(1本)

-

1本の新鮮凍結血
漿を製造。確保済 み。

重篤

重篤

回復

重篤

軽快

重篤

回復

細菌等感染報告例(疑い例を含む)
輸血開始1時間後 戦慄、悪寒出現。BT 37.4℃、BP 127/84 mmHg、HR 101 /min、SpO2 97%。ヒドロコルチゾンコハク酸エステルナト
リウム 100 mg+d-クロルフェニラミンマレイン酸塩 1 アンプル投与。
輸血開始1時間30分後 戦慄持続しており、血液培養検査実施。抗生剤(セフェピム塩酸塩水和物 2 g)投与開始。
輸血開始3時間37分後 BT 38.0℃、BP 116/69 mmHg、HR 134 /min、RR 18 /min、SpO2 95%。
以降、発熱持続。
PDI-3-21AA-21000021
00029

PDI-3-21AA-21000022
00030

2021/9/1 赤血球液-LR(人赤血球液)

2021/9/6



照射濃厚血小板-LR(人血小板濃厚液

(放射線照射))

60 血液腫瘍

敗血症

その他の疾患
70 血液疾患
細菌感染
血液腫瘍

21/08

21/09

輸血開始4時間13分前 BT
36.8℃、BP 102/59 mmHg、HR
84 /min、SpO2 99%。

輸血翌日 セフェピム塩酸塩水和物追加投与。
抗生剤投与6分後 BT 38.1℃、BP 87/63 mmHg、HR 104 /min、SpO2 97%。
抗生剤投与1時間50分後 意識レベル低下。緊急CT撮影施行。生理食塩液 1000 mL投与。
抗生剤投与3時間57分後 BT 37.9℃、BP 76/36 mmHg、HR 98 /min、SpO2 96%(O2 1 L/min)。
抗生剤投与5時間30分後 BT 36.2℃、BP 91/64 mmHg、HR 68 /min、SpO2 97%。
抗生剤投与6時間15分後 BP 60-70 mmHg台となり、ドパミン塩酸塩投与開始。ICU入室。
ノルアドレナリン、抗生剤投与されバイタル安定。
輸血日実施の患者血液培養検査より、Stenotrophomonas maltophilia を同定。

輸血開始時 胸腔ドレーン抜去と挿入開始。
輸血開始5分後 BP 160/94 mmHg。
輸血開始1時間28分後 寒気あり。
輸血開始1時間53分後 輸血終了。戦慄あり。BT 39.1℃、BP 83/51 mmHg。細胞外液投与開始。
輸血終了31分後 BP 191/102 mmHg。
輸血4日前 肺感染に対しタゾバ 血液培養検査実施。
クタム/ピペラシリン水和物投与 輸血終了1時間55分後 BT 37.2℃。戦慄なし。アセトアミノフェン静注液 50 mL投与。
開始。
輸血翌日 BT 39℃。
輸血日 BT 37.2℃。
体温測定2時間26分後 BT 37℃。
体温測定6時間30分後 BT 36.1℃。
体温測定10時間30分後 BT 40.1℃。
体温測定11時間50分後 BT 38.6℃。

同一採血番号の
血漿にて無菌試
験を実施し、適
合。

-

-

-

-

被疑薬:採血3日目の照射濃厚血小板-LR(1本)

-

1本の原料血漿、
1本の濃厚血小板 濃厚血小板-LR
-LRを製造。原料 は医療機関へ供 重篤
血漿は確保済
給済み。
み。

当該輸血用血液
の残余にて細菌
培養試験を実施
し、陰性。

-

-

-

-

被疑薬:採血3日目の照射濃厚血小板-LR(1本)

-

1本の原料血漿を
製造。確保済み。

輸血10日後 輸血日実施の患者血液培養検査は陰性。

PDI-3-21AA-21000023
00031

照射濃厚血小板-LR(人血小板濃厚液
2021/9/21

(放射線照射))

20 血液腫瘍

細菌感染

21/09

輸血1時間前 BT 37.0℃、BP
126/75 mmHg、HR 65 /min、
SpO2 98%。

輸血開始1時間30分後 BP 100 mmHg台、HR 90-100 /min、SpO2 92%。
輸血開始1時間40分後 嘔気嘔吐、血圧低下、意識障害あり。BP 80 mmHg台。
ヒドロコルチゾンコハク酸エステルナトリウム 300 mg、d-クロルフェニラミンマレイン酸塩、セフェピム塩酸塩水和物、補液開始。
輸血開始2時間後 エンドトキシン検査陰性。
輸血開始2時間30分後 症状徐々に回復。
輸血開始4時間後 BT 36.8℃、BP 117/76 mmHg、HR 65 /min、SpO2 99%。
血液培養検査実施。

重篤

輸血翌日 症状回復。
輸血7日後 輸血日実施の患者血液培養検査は陰性。

2