よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料8 権丈構成員提出資料 (1 ページ)

公開元URL https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/zensedai_hosyo/dai10/gijisidai.html
出典情報 全世代型社会保障構築会議(第10回 12/7)《内閣官房》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

資料8

データによる見える化と同様に重要な、政策形成過程の可視化
政治経済学者から見る社会保障論
2022 年 12 月 7 日
全世代型社会保障構築会議構成員・慶應義塾大学商学部
権丈善一

内容
『再分配政策の政治経済学』
(2001)より .............................................................................................. 1
かかりつけ医機能が発揮される制度整備が関わる問題 .......................................................................... 1
かかりつけ医機能が発揮できる制度整備の話は、政策形成過程の話 .................................................... 2
民主主義はどのように機能しているのか ................................................................................................ 3
プロフェッショナル・オートノミーとは異なるプロフェッショナル・フリーダム............................... 4

『再分配政策の政治経済学』(2001)より

かかりつけ医機能が発揮される制度整備が関わる問題
① 超高齢社会への対応(地域完結型の「治し・支える医療」への転換の中では、「自らの健康状態
をよく把握した身近な医師に日頃から相談・受診しやすい体制を構築していく必要がある」『社
会保障制度改革国民会議』(2013))
② 人口減少地域での医療の持続可能性(現在の東京、大阪では医師からも住民からもさほど意識さ
れていない問題:地方の地域が、各地で離島に似たような状態になっていく)
③ 医師偏在問題(地域、診療科双方。②同様に、現在の東京、大阪では医師からも住民からもさほ
ど意識されていない問題:
「医師需給分科会」
(2015 年~2022 年)において、偏在対策としての
「プライマリ・ケア」「総合的な診療能力を有する医師」養成の必要性が繰り返し確認され、「第
1