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資 料3-1 令和4年度第2回献血推進調査会の審議結果について (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29732.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会血液事業部会運営委員会(令和4年度第3回 12/14)《厚生労働省》
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資料2-3

【抜粋】令和 3 年度第 2 回血液事業部会委員発言

○武田委員 はばたき福祉事業団の武田です。今の輸出に関するところで、3点
ほどお伝えしたいことがあります。まず1点目についてですが、国内自給されて
いて安定供給に差し支えない範囲で輸出をしていくという御説明があったので
すが、直前に御説明もあったように、遺伝子組換え製剤は結構、輸入されていて、
血漿分画としては第 VIII 因子も第 IX 因子も国内自給されているというところ
ですが、多くが輸入に頼っているという現状も、一方ではあります。私たちが、
一番危惧するのが、製造上の問題等で輸入が止まってしまうとか、有事の際に輸
入が止まってしまうとか、そうした際に国内の製剤がきちんと供給されていく
のかどうかというところ、そこがユーザーの側からすると、一番の関心を持つと
ころかと思います。もちろん、海外で有効に活用していくのもそうなのですが、
まず、どうやって国内の血漿由来の製剤を有効に活用していくかという点、従前
から申し上げている点ではあるのですが、ここをもう一度、やはり考えていかな
ければいけないと思っています。それから、この献血で、皆さんの善意で作って
いただいた安全な血液製剤を国内でどうやって使っていけるか、この点につい
ては、また別途、検討していきたいと考えております。
2点目ですが、今、松本委員からも御説明があったように、人道的な寄付とい
うもので求めていて、第 VIII 因子製剤については、そういったWFHに対する
寄付というお話があったかと思うのですが、第 IX 因子製剤は販売という形であ
ると御説明していただきました。できれば、この第 IX 因子製剤についても、せ
っかく善意の献血で作っていただいた製剤ですので、併せて、人道的な寄付であ
ったり、何かそういったことで使えないかというところも検討いただければと
思います。
最後に、3点目ですが、献血者への説明のところで、これは献血されたものは
国内で使われていくということで、献血者の方もそういった理解で献血をされ
ているのかと思っております。ただ、今回、販売も含めた輸出も考えられている
ということですので、この辺りをきちんと事前に献血者の方には御説明をして
おいたほうがいいのではないかと。それを後から知って、何でそんなふうに使わ
れているのだろうと誤解が生じてもいけませんので、この有効活用のところで、
廃棄せざるを得なかったものを有効に活用していくということを、きちんと献
血者の方にも事前に分かっていただく必要があると考えております。以上です。
○半田部会長 ありがとうございました。武田委員から、非常に重要なポイント
を3点、御指摘いただきました。事務局におかれましては、この点も踏まえて御
検討いただければと思います。ほかにいかがでしょうか。
○宮川委員 今、いろいろ御説明があったように、善意である血液というものを、
どのように取り扱うのかは、国民に対する説明責任があると思います。その中で、

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