２．中長期を見据えた経済財政運営
こうした経済社会環境の認識を踏まえ、中長期を見据えたマクロ経済運営の在り方、
成長と分配の好循環の実現に向けた考え方、目指すべき経済社会構造の在り方等に
ついて、長期計画的に政府投資を展開する「ダイナミックな経済財政運営」やバックキ
ャスト型の観点をもって、以下の論点について議論を深めていく必要があるのではな
いか。
（１）持続的安定的成長に向けたマクロ経済運営の在り方


物価上昇に負けない持続的な賃金上昇を可能とする環境の構築



経済を安定的な成長軌道に乗せていくためのポリシー・ミックス

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世界経済のインフレ・経済減速の深刻化、エネルギー・食糧価格の高止まりや
供給途絶、地政学リスクと重要品目のサプライチェーン破たん等のグローバル
リスクへの積極的な対処



中長期的な投資資金の確保と財政規律 等

（２）成長と分配の好循環の実現、サプライサイド強化に向けた考え方
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分厚い中間層の構築、格差是正、質の高い雇用の創出のための環境整備

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社会課題解決に向けた投資促進のための中長期的な枠組み整備

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予見性を高める官民の連携の在り方

（３）目指すべき経済社会構造の在り方
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コロナ禍を契機に婚姻率・出生率が急低下する中、少子高齢化・人口減少等に
伴う国力の縮小傾向・地域経済の衰退を収束・反転させるシナリオ（人的投資、
子育て支援の強化等）

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人口減少下での社会保障制度の持続可能性強化、地方行財政制度の在り方
（以上）