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○個別改定項目について 総-3-3 (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00172.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第535回 12/23)《厚生労働省》
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医薬品の不安定供給に関する医療機関へのヒアリング


ヒアリングを行い、医薬品供給が不安定であっても、標準的な治療を提供するために実施している取組について、
いくつかの病院および診療所に聴取した。代表的な御意見・取組は下記のとおり。

入院医療に対するヒアリング結果
欠品が多く、通常使っている医薬品と異なるため、追加的な説明が必要になり、それでも患者の不安が拭いきれない。
供給不安のため、卸売業者から購入できる量に制限があり、調達は以前よりも相当時間がかかっている。
特定の医薬品(例:PPI)が欠品のため、仕方なく、クリニカルパスを変更して、別の成分の薬(例:H2ブロッカー)を使っている。
ある抗がん剤が欠品であったため、通常のレジメン(抗がん薬の組み合わせ)から変更しなければならず、患者への説明に苦慮した。

院外処方(処方箋)に関するヒアリング結果
薬局における医薬品の在庫状況が週ごとで変わるため、これまでの処方から一般名処方に極力変更するようにしている。
出荷停止等の影響で処方した医薬品が薬局に在庫がなく、何度も処方箋を書き直さなければならない。
処方した医薬品が、近隣の薬局に在庫があるのか、患者のかかりつけの薬局に医薬品があるのか、その都度確認しなければならない。
医師の処方後に、窓口で、処方された医薬品がある薬局を確認し、患者さんに案内しているため、事務員の体制を増強している。

医薬品を変更すると同じ成分であっても、調子が悪くなったという患者がある程度いるため、通常よりも丁寧に説明しなければならない。

院内処方に関するヒアリング結果
卸に発注する際に、多くのものが欠品になっており、必要な医薬品が手に入らない。特に後発医薬品の割合を維持するのが大変である。
毎月、入手できる医薬品が異なるため、院内における処置のマニュアルなどを変更する必要がある。
特定の医薬品が入手できず、患者からのクレームが非常に多い。

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