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感染症週報 2022年第2週(1月10日-1月16日) (7 ページ)

公開元URL https://www.niid.go.jp/niid/images/idsc/idwr/IDWR2022/idwr2022-02.pdf
出典情報 感染症週報 2022年第2週(1月10日-1月16日)(1/28)《国立感染症研究所》
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Infectious Diseases Weekly Report Japan

2022年 第2週
(1月10日〜 1月16日)
:通巻第24巻 第2号

〈12月コメント〉
(1月17日集計分)
◆性感染症について (2021年10〜12月、19〜22ページ「グラフ総覧」参照)
4つの性感染症(性器クラミジア感染症、性器ヘルペスウイルス感染症、尖圭コンジローマ、
淋菌感染症)は性感染症定点医療機関
(全国約1,000カ所)から毎月報告される。2021年12月分
の報告を行った性感染症定点医療機関数は981(産婦人科・産科・婦人科:481、泌尿器科:
410、皮膚科:81、性病科:9)であった。次ページ以降に、過去5年間の同時期における各性感
染症の男女別定点当たり報告数との比較(図1)、男女別・年齢階級別(0歳、1〜4歳、5〜69歳
は5歳毎、および70歳以上)定点当たり報告数(図2)、15〜29歳における各性感染症の男女別
定点当たり報告数の推移(図3)を示す。
性器クラミジア感染症
10〜12月の定点当たり報告数は、7〜9月の定点当たり報告数と比べて、男女ともに大きな
変化は認められなかった。12月の定点当たり報告数は過去5年間の同時期と比較すると、男女
ともにやや多かった。年齢群のピークは男女ともに20〜24歳であった。また、男女ともに10〜
14歳の報告を認めた。15〜29歳の若年者での動向はここ数年、男女ともに増加傾向である。
性器ヘルペスウイルス感染症
10〜12月の定点当たり報告数は、7〜9月の定点当たり報告数と比べて、男性では増加し、
女性では大きな変化は認められなかった。12月の定点当たり報告数は過去5年間の同時期と比
較すると、女性でかなり多かった。年齢群のピークは男性では30〜34歳、女性では25〜29歳で
あった。また、男性では10〜14歳の報告を認めた。15〜29歳の若年者での動向はここ数年男
女ともに横ばいである。
尖圭コンジローマ
10〜12月の定点当たり報告数は、7〜9月の定点当たり報告数と比べて、男性では増加し、
女性では減少した。12月の定点当たり報告数は過去5年間の同時期と比較すると、女性でやや
少なかった。年齢群のピークは男性では25〜29歳、女性では20〜24歳であった。また、男性で
は10〜14歳の報告を認めた。15〜29歳の若年者での動向はここ数年男女ともに横ばいである。
淋菌感染症
10〜12月の定点当たり報告数は、7〜9月の定点当たり報告数と比べて、男女ともに大きな
変化は認められなかった。12月の定点当たり報告数は過去5年間の同時期と比較すると、男女
ともにかなり多かった。年齢群のピークは男女ともに20〜24歳であった。また、女性では5〜
9歳の報告を認めた。15〜29歳の若年者での動向はここ数年男女ともに横ばいであるが、直近
では男性で微増傾向である。

Ministry of Health, Labour and Welfare / National Institute of Infectious Diseases

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