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2023年第3週(1月16日~1月22日; 1月23日現在)掲載日:2023年1月30日 (2 ページ)
出典
公開元URL | https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2484-idsc/10754-2021-41-10-11-10-17-10-19.html |
出典情報 | 新型コロナウイルス感染症サーベイランス週報 発生動向の状況把握 2023年第3週(1月16日-1月22日、1月23日現在)(1/30)《国立感染症研究所》 |
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また、流行が減少した際に想定される傾向である(感染を疑ったために実施する検査数も減り、検査を
行った場合、結果が陽性である割合も減少する)。
より重症な入院例の指標は、少し過去の罹患を反映する傾向があるが、軽症例・無症候例と比較して、
受診・検査行動の変化の影響を受けにくい。第 3 週に新規に届出された診断時中等症以上の症例は
582 例、重症例は 153 例であった。前週と比して、中等症以上例、重症例は減少傾向であった。また、
遅れ報告を考慮し、1 月 16 日現在の第 2 週の値と比較した場合も、第 3 週の中等症以上及び重症の
症例は共に減少であった。なお、年齢群別では、中等症以上の症例においては、10-14 歳と 15-19
歳以外の年齢群で減少し、重症の症例においては、10-14 歳と 20-39 歳以上の各年齢群で減少し
た。レベルとしては、中等症以上・重症の症例ともに、全ての年齢群で第 7 波のピークレベルを大きく下
回っている。新規の入院例においては、第 41 週以降増加傾向であったが、第 1 週をピークに第 2、3
週は減少に転じた。多くの年齢群でも同様の傾向が見られた。なお、レベルとしては、第 7 波のピーク
レベルである。直近の週は過小評価されている場合があり、前週との比較においては、遅れ報告を考慮
するのが重要である。
全国の入院治療等を要する COVID-19 の入院患者群の推移については、第 44 週以降増加傾向にあ
り、第 52 週から増減を繰り返したが、第 3 週は減少に転じた。入院中の重症者数においては、2022
年第 43 週以降上昇傾向が続いていたが第 3 週は横ばいであった。重症者のレベルとしては、第 7 波
のピークレベルである。
NPO 法人日本 ECMOnet が集計する Extracorporeal Membrane Oxygenation (ECMO)/
人工呼吸器装着数においては、開始日で集計されている週ごとのそれぞれの開始数を公表している。
第 3 週の新規の人工呼吸器、ECMO の開始数は、それぞれ 23 例と 0 例であった。人工呼吸器の開始
数は、2022 年第 40 週以降微増傾向であったが、2023 年第 1 週からは漸減している。ECMO の
開始数は、第 48 週から増加したが、2023 年第 1 週をピークに減少に転じた。ECMO 装着中の全国
の COVID-19 患者数においては、2022 年第 46 週以降は、増減を繰り返しながら増加傾向であっ
たが、2023 年第 3 週は減少した。入院中の COVID-19 重症例における人工呼吸器装着中の患者数
においては、第 44 週頃から微増傾向であったが、第 3 週は横ばいであった。ECMO/人工呼吸器装着
数の最新の状況と詳細に関しては、NPO 法人日本 ECMOnet の https://crisis.ecmonet.jp/ を
参照いただきたい。
新規症例の発生から死亡までは、長いタイムラグが想定される。死亡者数においては、第 44週以降増
加傾向であったが、第 3 週は減少した。直近 5 週間では、第 51 週は 2,006 例、第 52 週は 2,194
例、 第 1 週は 2,303 例、 第 2 週は 2,857 例、 第 3 週は 2,690 例であった。
2023 年第 3 週の新規症例報告数のレベルは、人口 10 万対 493 人であった。人口当たり年齢群別
新規症例報告数は、0-4 歳が最多、70 代が最少であった。なお、新規症例報告数が最も多い年齢群は、
40 代であった。小児と 10 代の傾向としては、0-4 歳、5-9 歳、10 代の人口 10 万対新規症例報告
数はそれぞれ 913、908、650(それぞれ報告された全症例の 6.8%、7.6%、11.7%)であった。
新規報告者数合計の前週比は 0.68 であった。年齢群ごとの前週比は、中央値:0.68、範囲:0.49〜
1.10 倍と、5-9 歳で新規症例報告数が微増したが、それ以外の年齢では減少した。また、直近の週は
過小評価される傾向があるが、1 月 23 日現在の第 3 週の値と 1 月 16 日現在の第 2 週の値と比較
すると、中央値:0.68、範囲:0.49〜1.10 倍であった。直近 5 週間の前週比は、第 51 週は 1.10、第
52 週は 0.89、第 1 週は 1.15、第 2 週は 0.75、第 3 週は 0.68 であった。
人口 10 万対新規症例報告数の前週差は、第 3 週は、-219.5 であった。5-9 歳で前週差が、86 人の
増加(822から 908 人)を認めたが、その他の年齢群では減少で、0-4 歳の年齢群で 57 人、他の年
齢群では、人口 10 万対 114 人から 554 人の減少を認めた。
地域別:第 3 週の人口 10 万対新規症例報告数のレベルとしては、中国地方で最も高く 664 人、次に
四国地方の 640 人、最も低い地域は北海道で 261 人となっている。全症例の 48%を関東地方と近
畿地方が占めている。関東地方は、第 51 週は 34%、第 52 週は 32%、第 1 週は 30%、第 2 週は
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行った場合、結果が陽性である割合も減少する)。
より重症な入院例の指標は、少し過去の罹患を反映する傾向があるが、軽症例・無症候例と比較して、
受診・検査行動の変化の影響を受けにくい。第 3 週に新規に届出された診断時中等症以上の症例は
582 例、重症例は 153 例であった。前週と比して、中等症以上例、重症例は減少傾向であった。また、
遅れ報告を考慮し、1 月 16 日現在の第 2 週の値と比較した場合も、第 3 週の中等症以上及び重症の
症例は共に減少であった。なお、年齢群別では、中等症以上の症例においては、10-14 歳と 15-19
歳以外の年齢群で減少し、重症の症例においては、10-14 歳と 20-39 歳以上の各年齢群で減少し
た。レベルとしては、中等症以上・重症の症例ともに、全ての年齢群で第 7 波のピークレベルを大きく下
回っている。新規の入院例においては、第 41 週以降増加傾向であったが、第 1 週をピークに第 2、3
週は減少に転じた。多くの年齢群でも同様の傾向が見られた。なお、レベルとしては、第 7 波のピーク
レベルである。直近の週は過小評価されている場合があり、前週との比較においては、遅れ報告を考慮
するのが重要である。
全国の入院治療等を要する COVID-19 の入院患者群の推移については、第 44 週以降増加傾向にあ
り、第 52 週から増減を繰り返したが、第 3 週は減少に転じた。入院中の重症者数においては、2022
年第 43 週以降上昇傾向が続いていたが第 3 週は横ばいであった。重症者のレベルとしては、第 7 波
のピークレベルである。
NPO 法人日本 ECMOnet が集計する Extracorporeal Membrane Oxygenation (ECMO)/
人工呼吸器装着数においては、開始日で集計されている週ごとのそれぞれの開始数を公表している。
第 3 週の新規の人工呼吸器、ECMO の開始数は、それぞれ 23 例と 0 例であった。人工呼吸器の開始
数は、2022 年第 40 週以降微増傾向であったが、2023 年第 1 週からは漸減している。ECMO の
開始数は、第 48 週から増加したが、2023 年第 1 週をピークに減少に転じた。ECMO 装着中の全国
の COVID-19 患者数においては、2022 年第 46 週以降は、増減を繰り返しながら増加傾向であっ
たが、2023 年第 3 週は減少した。入院中の COVID-19 重症例における人工呼吸器装着中の患者数
においては、第 44 週頃から微増傾向であったが、第 3 週は横ばいであった。ECMO/人工呼吸器装着
数の最新の状況と詳細に関しては、NPO 法人日本 ECMOnet の https://crisis.ecmonet.jp/ を
参照いただきたい。
新規症例の発生から死亡までは、長いタイムラグが想定される。死亡者数においては、第 44週以降増
加傾向であったが、第 3 週は減少した。直近 5 週間では、第 51 週は 2,006 例、第 52 週は 2,194
例、 第 1 週は 2,303 例、 第 2 週は 2,857 例、 第 3 週は 2,690 例であった。
2023 年第 3 週の新規症例報告数のレベルは、人口 10 万対 493 人であった。人口当たり年齢群別
新規症例報告数は、0-4 歳が最多、70 代が最少であった。なお、新規症例報告数が最も多い年齢群は、
40 代であった。小児と 10 代の傾向としては、0-4 歳、5-9 歳、10 代の人口 10 万対新規症例報告
数はそれぞれ 913、908、650(それぞれ報告された全症例の 6.8%、7.6%、11.7%)であった。
新規報告者数合計の前週比は 0.68 であった。年齢群ごとの前週比は、中央値:0.68、範囲:0.49〜
1.10 倍と、5-9 歳で新規症例報告数が微増したが、それ以外の年齢では減少した。また、直近の週は
過小評価される傾向があるが、1 月 23 日現在の第 3 週の値と 1 月 16 日現在の第 2 週の値と比較
すると、中央値:0.68、範囲:0.49〜1.10 倍であった。直近 5 週間の前週比は、第 51 週は 1.10、第
52 週は 0.89、第 1 週は 1.15、第 2 週は 0.75、第 3 週は 0.68 であった。
人口 10 万対新規症例報告数の前週差は、第 3 週は、-219.5 であった。5-9 歳で前週差が、86 人の
増加(822から 908 人)を認めたが、その他の年齢群では減少で、0-4 歳の年齢群で 57 人、他の年
齢群では、人口 10 万対 114 人から 554 人の減少を認めた。
地域別:第 3 週の人口 10 万対新規症例報告数のレベルとしては、中国地方で最も高く 664 人、次に
四国地方の 640 人、最も低い地域は北海道で 261 人となっている。全症例の 48%を関東地方と近
畿地方が占めている。関東地方は、第 51 週は 34%、第 52 週は 32%、第 1 週は 30%、第 2 週は
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