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資料2-4 第5回抗体保有調査(住民調査)速報結果 (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00395.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(第116回 2/8)《厚生労働省》
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第5回抗体保有調査(住民調査) 速報結果 (令和4年度新型コロナウイルス感染症大規模血清疫学調査)

結果の解釈


全ての都府県で、対象集団における抗N抗体の保有割合は、前回実施時(令和4年2月2
日~3月6日)よりも大幅に上昇した。



抗S抗体の保有割合はいずれも97%超と高く、本調査の対象者においては、新型コロナワ
クチン接種または感染により多くの方が抗S抗体を保有していた。

主な留意点


本調査で測定された抗S抗体は、オミクロン株に対する中和抗体ではなく、抗S抗体の存
在が、感染・発症の予防効果を示すものではない点に留意が必要である。



無症状者では抗N抗体陽転率が低いことや、獲得した抗N抗体が長期的に減衰していく可
能性が報告されており、無症状者を含んだ全ての既感染者の正確な割合を示しているとは
限らない点に留意が必要である。



本調査の対象者候補は5都府県の住民から無作為抽出した。しかし、実際の調査参加者は、
無作為抽出候補の中から自発的な意思に基づき調査に協力した者に限られており(対象者
候補のおおむね1割程度が参加)、本調査結果については必ずしも一般人口の抗体保有状
況を示すとは限らない点(選択バイアスの存在)に留意が必要である。



本公表結果は速報結果であり、詳細な分析については国立感染症研究所において実施して
いるところであり、最終的なデータは確定結果として後日公表する。