国の医療用物資の備蓄は、輸入途絶や需給逼迫の再発生に備え、医療従事者・国民の生命健
康を守るため、医療機関、生産・輸入業者、販売業者（卸業者）といった全ての関係者や国民
にとっての公的基盤として、今後も必要なものと考えている。
このため、今後においても国として継続的に備蓄を確保するため、新たな調達を行っていく
とともに、備蓄の入替えとして売却放出を実施する。国の医療用物資の備蓄のうち、使用期限
切れまで 1 年程度の製品等を対象に売却を実施して、その有効活用を図っていくこととして
おり、今回の医療用物資の売却の実施も、このような備蓄事業の円滑な運営に寄与するもので
ある。
なお、売却に当たっては、一般競争入札や公募の仕組みによることを通じて、適正な価格で
売却放出を実施していくこととしている。
2 医療用物資の売却の具体的内容、手続等
① 売却実施の枠組み
ア 「入札」による売却の実施
医療用物資の国備蓄品の売却について、一般競争入札の仕組みにより行うこととし、医療
用物資ごとに順次、売却入札の入札公告を行う。各売却入札の応札期限の後、開札、落札者
決定を実施する。使用期限切れまで半年から 2 年程度の製品を売却対象として、具体的には
以下のように実施する。
(1)サージカルマスク

(2)アイソレーションガウン
(3)非滅菌手袋
(4)N95 マスク及びフェイスシ
ールド
※

売却数量

入札公告

約 7500 万枚

2月9日
※応札期限 2 月 27 日
※開札、落札者決定 3 月 1
日

約 2300 万枚（予定）

3 月上旬頃（1 回目入札）
及び 3 月下旬頃（2 回目入
札）（予定）

約 3.0 億枚（1.5 億双）
（予定）
各約 10 万枚（予定）

3 月上旬頃（予定）

アイソレーションガウン及び非滅菌手袋については、売却入札を 2 回実施し、売却製
品を 2 回の売却入札に振り分ける。

サージカルマスクについては、先行して売却入札を開始している。売却実施の枠組み、今
後のスケジュール等については、別紙資料 1 に整理しているので、ご参照いただきたい。
また、厚生労働省 HP
（
https://www.mhlw.go.jp/stf/shinsei_boshu/choutatsujouhou/chotatu/b-gpnyusatu/newpage_06636.html）に入札情報を掲載しているので、ご参照いただきたい。
それ以外の 4 物資についても、順次、売却を実施する予定としており、今後、入札公告時
に、売却対象製品及び数量を最終的に確定させた上で、各製品を型式、使用期限、保管場所
等により区分した詳細な製品リストについて周知をさせていただく予定としている。具体的
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