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各委員の発言要旨(「令和4年度診療報酬改定 の基本方針について」関係) (10 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000210433_00022.html
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感染症に対応可能な医療体制の構築とともに、人口、疾病構造の変化に対応して、患
者のニーズに添った効率化・効果的な医療体制の構築を進めること。



薬局・薬剤師業務について、対人業務をより充実して医薬品の適正使用をより進めて
いくべきだと思うが、薬剤師の基本的で最も重要な業務の一つが医薬品の 備蓄 、管 理、
薬剤の加工、調製などの対物業務。医薬品の適正使用のためには対物業務を適切に実施
することが重要で、その上で対人業務を推進していくべきと考える。



オンライン診療などは、このコロナの中で威力を発揮することが分かった。様々な議
論はあると思うが、審議会での議論の中でよくもんでいただきたい。



オンライン診療について、対面との報酬の違いがその阻害要因となっているようであ
れば、その点の解消についても検討していくべきと考えている。

・ オンラインは特に山間地、過疎地域や脳卒中などで家にいなければならない場合には、
大変良い武器。今回も接触をしないという意味でオンライン診療は大変高く評価され、
使っている先生も多いので、これは進めねばならない。しかし、これはエマージェンシ
ーにおいての対応。オンラインだけでは検査もできないし、救急のときの搬送もできな
い。そういったことにならないよう、評価については十分理解していただいた上で、十
分対応してもらわねばならない。やはりオンラインの拠点はその患者さんの近くにある
べき。

(効率化・適正化を通じて、制度の安定性・持続可能性を高める視点)


医療の効率化・適正化、医療資源の重点配分という趣旨もしっかりと書き込んでいた
だきたいと思う。



方向の例として示されている項目が薬剤に関連した事項に限られているのは不十分で
はないかと考えている。薬剤に限らず、入院医療や外来医療などについても効率化・適
正化という視点が重要で、基本方針に盛り込むべきと考える。

・コロナを直接診る、診ないは別にして、苦境にあえいでいる医療機関が多いということ
も理解した上で、いろいろな施策の具体的な方向性を示していただければと思う。持続
可能な保険制度ということを貫くことはもちろんやぶさかではないが、疾病構造の変化
も丁寧にお示しいただきながら、令和4年度の改定に向けてやっていただければと思っ
ている。


やはり2025年から40年に向けて、高齢者増の割合よりも現役世代の急減が大きな社会
的な問題になっていく等のマクロの状況や、適正化の手段も限られてくる中で、これか
ら先の持続可能性について、中長期的、抜本的な議論がこの場において開始されること
を期待したいと思う。

(その他)


薬価については、イノベーションを牽引する重要な産業でもあることから、創薬力の
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