学術研究における公的統計の調査票情報の利用促進

（第Ⅳ期公的統計基本計画期間中（R5～9年度）における取組（案））

第Ⅳ期基本計画に関する基本的な考え方
～第Ⅲ期基本計画の実施状況等と第Ⅳ期基本計画の基本的方向性～（意見）（抄）
（R４年12月27日統計委員会意見から抜粋）
第３ 公的統計の作成・提供・利用の基盤整備
２ 統計利活用の推進基盤の改善・強化を通じた統計の有用性確保・向上
（２）調査票情報等の提供及び活用
…これを踏まえて、第Ⅳ期基本計画期間においては、調査票情報の利活用に係る安全及び国民の安心確保を図りつつ、こうした
学術研究分野からの要請への対応を図っていくため、調査票情報のオンサイト利用やオンサイト施設の更なる充実・利便性向上を
図る。また、研究者による調査票情報の一層の柔軟な利活用を可能とし、かつ個々の調査票情報の安全性を確保する方式とし
て、リモートアクセスの実証実験等の検討を行う。
あわせて、調査票情報の提供の手続等の円滑化を図るため、提供に係る進行管理や相談対応の充実、提供に必要なリソース
の確保、提供に係る審査の標準化、効率化等を行う。

（３）EBPMの推進・統計の活用の促進
…以上を踏まえて、第Ⅳ期基本計画期間においては、前述の３（１）及び（２）の取組や後述６の取組も含め、各府省は、
その行政の実情に対応した形で、ＥＢＰＭの推進を始めとする統計の利活用の促進のための取組を進める。また、行政機関等に
対する調査票情報の提供について、ＥＢＰＭ担当部局からの意見も踏まえつつ、手続の簡素化・迅速化に向けて検討し、結論
を得る。さらに、中央統計機構が、そのために必要な技術的な支援を行う、優良事例の横展開を行うなど、取組全体の底上げを
図る。