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資料2-4 落合専門委員 御提出資料 (2 ページ)

公開元URL https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kisei/meeting/wg/2210_03medical/230306/medical07_agenda.html
出典情報 規制改革推進会議 医療・介護・感染症対策 ワーキング・グループ(3/6)《内閣府》
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得られるとは限らない現実を踏まえ、事後の見直しがあり得ることも前提に
政策を立案することが重要である。
※2

一律かつ硬直的な事前規制ではなく、リスクベースで性能等を規定して達成に向けた民

間の創意工夫を尊重するとともに、データに基づく EBPM を徹底し、機動的・柔軟で継続的
な改善を可能とすること。データを活用して政策の点検と見直しをスピーディに繰り返す、
機動的な政策形成を可能とすること。
※3



目標と実態の乖離を発見しても、原因分析を行わず、判断が先送りになることに繋がる

下図 1にも示したアジャイルガバナンスの実践に関しては、図の頂点にある
「ゴール設定」及びその前提となる「環境・リスク分析」が起点となる。技術
や社会の変化の速度が速い現状では、あらかじめルールを詳細に記述するモ
デルではなく、様々な「ゴール」
(当該政策により達成すべき目標)をステー
クホルダーで共有し、個別介護活動の PDCA 評価だけではなく、LIFE そのもの
を含めた制度全体を見直し続けるモデルを実装することが必要である。

(図)



上図の内側と外側の2つのサイクルを実施するにあたり、内側のサイクル
は、現在のシステムで当初設定したゴールが達成されているかを評価し不十
分であればシステム全体を改善すること意味する。この「システムデザイン→
運用→評価」という小さなサイクルが、概ね PDCA(Plan-Do-Check-Act)に相
当する。
他方で外側のサイクルは、一度改善された LIFE を含めた社会システムの運
用開始後も、常に外部環境やリスクの変化を分析し、必要に応じて政策目的で
あるゴールも見直し続けるサイクルである。環境変化が複雑かつ早い現代に

1

経済産業省 Society5.0 における新たなガバナンスモデル検討会報告書(Ver.3)17 頁図 4

より引用
2