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要介護者等の高齢者に対応した急性期入院医療 資料-5 (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000162533_00001.html
出典情報 令和6年度の同時報酬改定に向けた意見交換会(第1回 3/15)《厚生労働省》
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意見交換

資料-5

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【テーマ3】要介護者等の高齢者に対応した急性期入院医療
1 現状
(1)急性期疾患に対応する医療機関等 [参考資料 p2~14]
○ 入院医療の評価は、個々の患者の状態に応じて、適切に医療資源が投入され、
より効果的・効率的に質の高い入院医療が提供されることが望ましいことか
ら、基本的な医療の評価と診療実績に応じた段階的な評価を組み合わせた評
価体系とされている。
○ 地域包括ケア病棟は、①急性期治療を経過した患者の受け入れ、②在宅で療
養を行っている患者等の受け入れ、③在宅復帰支援を役割として求められて
おり、自宅等からの急性期疾患の患者の受入が評価されている。
○ 令和3年度における介護施設・福祉施設からの入院患者は年間 66 万例ある
が、このうち、急性期一般病棟へ入院する患者が 75%を占める。


急性期一般病棟の入院患者のうち、65 歳以上が占める割合はほぼ横ばいで
あるが、85 歳以上が占める割合は年々増加している。令和3年時点において
入院患者の 64%を 75 歳以上が占めている。

○ 急性期一般病棟における要介護者、認知症の患者、ADLが低下している患
者の割合よりも、地域一般病棟、地域包括ケア病棟及び回復期リハビリテー
ション病棟等における要介護者等の割合の方が高い。
○ 入院医療においては、個々の患者の状態に応じて、適切かつ効果的・効率的
に医療資源が投入されることが必要であるが、急性期一般病棟に入院する高
齢者施設等からの入所者の疾患は、誤嚥性肺炎が約 14%、尿路感染症が約5%
となっている。
(2)高齢者の心身の特性に応じた対応


[参考資料 p15-23]

高齢者は一般に多疾患が併存し、さらに加齢に伴い ADL、認知機能、視力、
聴力、排泄機能等が低下していることが多く、急性疾患や治療に伴う安静臥
床等の影響により、これらの機能等は容易に更なる低下を来すことが指摘さ
れている。

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