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再生医療等製品感染症定期報告感染症別文献一覧表 (1 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190382_00012.html |
出典情報 | 薬事・食品衛生審議会 医療機器・再生医療等製品安全対策部会(令和4年度第2回 3/16)《厚生労働省》 |
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令和5年3月16日
令和4年度第2回医療機器・
再生医療等製品安全対策部会
資料 3-1ー2
感染症定期報告感染症別文献一覧表(再生医療等製品 2022/4/1 ~ 2022/9/30 )
ID
感染症(PT)
出典
1
アルボウイルス
感染
ProMED-mail
20211006.8698881
2
コロナウイルス
感染
Nature. 600(2021)133137
3
トリコフィトン感染 Microbiol Spectr.
症
9:2(2021)e00284-21
概要
新規ウイルスYezo virus(YEZV)が日本で発見された(2019年に記録された41歳の男
性及び2020年に報告された1例)。journal Nature Communicationsで発表された研究
において、この2例の血液サンプルの遺伝子分析を通じて本新規orthonairovirusを特
定した。またダニ媒介性疾患の疑いのある248例の血液サンプルの検査が行われ、
2014~2020年に7症例が存在したことが判明した。北海道のニホンジカ及びアライグ
マにおいてYEZVに対する抗体が発見されたことなどについて記載。(2021年10月6日
付け)
コロナウイルスは、2003年以降、進行中のSARS-CoV-2パンデミックを含む3つの主
要な流行を引き起こしている。いずれの場合も、我々の種におけるコロナウイルスの
出現は動物保有宿主からの人畜共通伝播と関連しており、このような病原体がどの
ように流出しやすく、新しい種に適応するかを強調している。コロナウイルス科の認識
されている4つの属の中で、これまで報告されているヒトの感染症は、αコロナウイル
スとβコロナウイルスに限られている。本稿では、急性未分化熱性疾患のハイチの小
児3例の血漿サンプル中の豚デルタコロナウイルス株を同定する。ゲノム解析および
進化解析から、ヒト感染は、Nsp15およびスパイク糖蛋白質をコードする遺伝子におい
て、同じ突然変異シグネチャーを獲得した異なるウイルス系統の少なくとも2つの独立
した人畜共通感染症の結果であることが明らかになった。特に、構造解析から、受容
体結合ドメインを含むスパイクS1サブユニットの変化の1つが、タンパク質の柔軟性や
宿主細胞受容体への結合に影響を及ぼす可能性が予測される。我々の所見は、以
前に認識されていたヒト関連コロナウイルス群以外のコロナウイルスによるヒト感染に
つながる進化的変化と適応の可能性を強調しており、特にヒトと動物の密接な接触が
あると思われる状況で顕著である。
皮膚糸状菌症及び体部白癬のヒト症例から分離されたTrichophyton について、最近
改訂された分類法を照合し、遡及的に特定したところ、Trichophyton persicum sp.
nov.及びTrichophyton spiraliforme sp. nov.が新たに同定された。
米CDCは、現在Alabama Department of Public Healthと共同で、1歳から6歳の小児に
おいて生じた病因不明の肝炎9例のクラスターについて調査している。これら小児の
いずれにおいても、現在のSARS-CoV-2感染による入院例はいない。米国における
初めての症例は2021年10月にAlabamaの小児病院で特定され、原因不明の重大な
肝損傷(一部は急性肝不全)を呈した5例の小児が入院した。これらの症例において
アデノウイルス検査は陽性であった。A型肝炎ウイルス、B型肝炎ウイルスおよびC型
肝炎ウイルスは除外された。調査中、病院の記録のレビューにより、4例の追加症例
が特定された。これらの症例では、全例において肝損傷およびアデノウイルスへの感
染があり、臨床検査により、一部の小児においてアデノウイルス41型の保有が特定さ
れた。これら小児の間における疫学的な関連性または共通の曝露に関しては不明で
ある。CDCはまた、最近欧州で報告された、原因不明の肝炎の小児症例が増加して
いることを認識していることなどについて記載。
Health Ministryの2022年4月19日の発表によると、5歳未満のイスラエルの小児12例
は急性肝炎と診断された。急性肝炎とA型、B型、C型、D型、E型肝炎とに関連はな
い。Schneiderの報道官は、全7例の小児がCOVID-19から回復したが、急性肝炎との
関連の証拠はなかったと述べたことなどについて記載。
4
肝炎
CDCホームページ.
https://www.cdc.gov/m
edia/releases/2022/s0
421-hepatitis-alert.html
5
肝炎
ProMED-mail
20220420.8702720
肝炎
WHOホームページ.
https://www.who.int/e
mergencies/diseaseoutbreaknews/item/2022DON368
病因不明の急性肝炎-英国および北アイルランド:2022年4月5日、世界保健機関
(WHO)は、central Scotlandで10歳未満の小児における病因不明の重度の急性肝炎
10例について通知を受けた。4月8日までに、英国で74例の症例が確認された。肝炎
ウイルス(該当する場合はA、B、C、E、およびD)は、これらの症例の病因を理解する
ためにさらなる調査が進行中である間、臨床検査後に除外された。これらの10例のう
ち、9例は2022年3月に発症し、1例は2022年1月に発症した。重症急性呼吸器症候群
コロナウイルス2型(SARS-CoV-2)が数例で検出されていることなどについて記載。
肝炎
厚生労働省ホームペー
ジ.
https://www.mhlw.go.jp
/stf/newpage_25509.ht
ml
WHOの報告によると、2022年4月21日現在、12ヶ国で少なくとも169例(死亡1例)の小
児における原因不明の急性肝炎が継続して報告されている。うち、74例でアデノウイ
ルスが検出されているが、原因ウイルス等については不明である。
国内の暫定症例定義に該当する小児の原因不明の急性肝炎の入院症例の発生状
況(4月28日12時時点)
累積件数:3件、肝移植0件、SARS-CoV-2 PCR検査陽性0件、アデノウイルスPCR検
査陽性0件
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令和4年度第2回医療機器・
再生医療等製品安全対策部会
資料 3-1ー2
感染症定期報告感染症別文献一覧表(再生医療等製品 2022/4/1 ~ 2022/9/30 )
ID
感染症(PT)
出典
1
アルボウイルス
感染
ProMED-mail
20211006.8698881
2
コロナウイルス
感染
Nature. 600(2021)133137
3
トリコフィトン感染 Microbiol Spectr.
症
9:2(2021)e00284-21
概要
新規ウイルスYezo virus(YEZV)が日本で発見された(2019年に記録された41歳の男
性及び2020年に報告された1例)。journal Nature Communicationsで発表された研究
において、この2例の血液サンプルの遺伝子分析を通じて本新規orthonairovirusを特
定した。またダニ媒介性疾患の疑いのある248例の血液サンプルの検査が行われ、
2014~2020年に7症例が存在したことが判明した。北海道のニホンジカ及びアライグ
マにおいてYEZVに対する抗体が発見されたことなどについて記載。(2021年10月6日
付け)
コロナウイルスは、2003年以降、進行中のSARS-CoV-2パンデミックを含む3つの主
要な流行を引き起こしている。いずれの場合も、我々の種におけるコロナウイルスの
出現は動物保有宿主からの人畜共通伝播と関連しており、このような病原体がどの
ように流出しやすく、新しい種に適応するかを強調している。コロナウイルス科の認識
されている4つの属の中で、これまで報告されているヒトの感染症は、αコロナウイル
スとβコロナウイルスに限られている。本稿では、急性未分化熱性疾患のハイチの小
児3例の血漿サンプル中の豚デルタコロナウイルス株を同定する。ゲノム解析および
進化解析から、ヒト感染は、Nsp15およびスパイク糖蛋白質をコードする遺伝子におい
て、同じ突然変異シグネチャーを獲得した異なるウイルス系統の少なくとも2つの独立
した人畜共通感染症の結果であることが明らかになった。特に、構造解析から、受容
体結合ドメインを含むスパイクS1サブユニットの変化の1つが、タンパク質の柔軟性や
宿主細胞受容体への結合に影響を及ぼす可能性が予測される。我々の所見は、以
前に認識されていたヒト関連コロナウイルス群以外のコロナウイルスによるヒト感染に
つながる進化的変化と適応の可能性を強調しており、特にヒトと動物の密接な接触が
あると思われる状況で顕著である。
皮膚糸状菌症及び体部白癬のヒト症例から分離されたTrichophyton について、最近
改訂された分類法を照合し、遡及的に特定したところ、Trichophyton persicum sp.
nov.及びTrichophyton spiraliforme sp. nov.が新たに同定された。
米CDCは、現在Alabama Department of Public Healthと共同で、1歳から6歳の小児に
おいて生じた病因不明の肝炎9例のクラスターについて調査している。これら小児の
いずれにおいても、現在のSARS-CoV-2感染による入院例はいない。米国における
初めての症例は2021年10月にAlabamaの小児病院で特定され、原因不明の重大な
肝損傷(一部は急性肝不全)を呈した5例の小児が入院した。これらの症例において
アデノウイルス検査は陽性であった。A型肝炎ウイルス、B型肝炎ウイルスおよびC型
肝炎ウイルスは除外された。調査中、病院の記録のレビューにより、4例の追加症例
が特定された。これらの症例では、全例において肝損傷およびアデノウイルスへの感
染があり、臨床検査により、一部の小児においてアデノウイルス41型の保有が特定さ
れた。これら小児の間における疫学的な関連性または共通の曝露に関しては不明で
ある。CDCはまた、最近欧州で報告された、原因不明の肝炎の小児症例が増加して
いることを認識していることなどについて記載。
Health Ministryの2022年4月19日の発表によると、5歳未満のイスラエルの小児12例
は急性肝炎と診断された。急性肝炎とA型、B型、C型、D型、E型肝炎とに関連はな
い。Schneiderの報道官は、全7例の小児がCOVID-19から回復したが、急性肝炎との
関連の証拠はなかったと述べたことなどについて記載。
4
肝炎
CDCホームページ.
https://www.cdc.gov/m
edia/releases/2022/s0
421-hepatitis-alert.html
5
肝炎
ProMED-mail
20220420.8702720
肝炎
WHOホームページ.
https://www.who.int/e
mergencies/diseaseoutbreaknews/item/2022DON368
病因不明の急性肝炎-英国および北アイルランド:2022年4月5日、世界保健機関
(WHO)は、central Scotlandで10歳未満の小児における病因不明の重度の急性肝炎
10例について通知を受けた。4月8日までに、英国で74例の症例が確認された。肝炎
ウイルス(該当する場合はA、B、C、E、およびD)は、これらの症例の病因を理解する
ためにさらなる調査が進行中である間、臨床検査後に除外された。これらの10例のう
ち、9例は2022年3月に発症し、1例は2022年1月に発症した。重症急性呼吸器症候群
コロナウイルス2型(SARS-CoV-2)が数例で検出されていることなどについて記載。
肝炎
厚生労働省ホームペー
ジ.
https://www.mhlw.go.jp
/stf/newpage_25509.ht
ml
WHOの報告によると、2022年4月21日現在、12ヶ国で少なくとも169例(死亡1例)の小
児における原因不明の急性肝炎が継続して報告されている。うち、74例でアデノウイ
ルスが検出されているが、原因ウイルス等については不明である。
国内の暫定症例定義に該当する小児の原因不明の急性肝炎の入院症例の発生状
況(4月28日12時時点)
累積件数:3件、肝移植0件、SARS-CoV-2 PCR検査陽性0件、アデノウイルスPCR検
査陽性0件
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