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資料1 直近の感染状況の評価等 (2 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00395.html |
出典情報 | 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(第119回 3/23)《厚生労働省》 |
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<感染状況等と今後の見通し>
○ 感染状況について
・新規感染者数について、全国的に減少傾向が継続しており、ほぼすべての都道府県で今週先週比が1を下回る状況が続いている。また、昨年夏の感
染拡大前の水準を下回る状況となっており、新規感染者数の減少幅は小さくなってきている。
・地域別の新規感染者数について、北陸・甲信越や中四国などでは人口あたりで全国を上回っている一方、関東や近畿などでは人口あたりで全国を下
回っている。また、高齢者施設や医療機関等の集団感染も減少傾向が継続している。
・全国の年代別の新規感染者数は、全年代で減少傾向となっており、人口10万人当たりの年代差も縮小している。
・全国では、重症者数及び死亡者数は減少傾向が継続している。この冬の感染拡大では、昨年夏の感染拡大時よりも、新規感染者のうち80代以上の高
齢者の占める割合が増加する傾向がみられる。
・昨年1月以降の小児等の死亡例報告にあるように、小児感染者数の増加に伴う重症例、死亡例の発生や、小児の入院者数の動向にも注意が必要。
・季節性インフルエンザについては、全国では同時期と比べ例年よりも低いが、直近2年間より高い水準にある。先週末公表時点では、定点医療機関当
たりの週間報告数が、全国では前の週と比べて若干増加し、引き続き10を超えて注意報レベルにある。
○ 今後の見通しについて
・今後の感染状況について、エピカーブや全国及び大都市の短期的な予測では、地域差や不確実性はあるものの、全国的には横ばい傾向が続くことが
見込まれるが、一部の地域では3月末に向けて増加傾向に転じる可能性もある。今後、年度替わりの感染リスクが高まる場面や免疫の減衰、より免疫
逃避が起こる可能性のある株の割合の増加等が感染状況に与える影響についても注意が必要。
・季節性インフルエンザについても、例年の傾向を踏まえると、今後減少となることが見込まれるが、引き続き注意が必要。
○ 感染の増加要因・抑制要因について
【ワクチン接種および感染による免疫等】 ワクチン接種の推進および自然感染により、これまで各年代において増加してきたオミクロン株(BA.5と
BQ1.1)に対する免疫保持者割合は、今後経時的に低下していくと考えられる。
【接触状況】 夜間滞留人口について、足元では、減少の地域が多い傾向にあるが、増加の地域もみられる。また、春休みと年度替わりによる接触機
会の増加も予想される。
【流行株】 国内では現在BA.5系統が主流となっているが、BQ.1系統やXBB系統などのオミクロン株の亜系統、特に米国中心に報告されているXBB.1.5
系統は、より免疫逃避が起こる可能性があるとされ、海外で感染者数増加の優位性が指摘されている。国内で数と割合が増加していたBQ.1系統
は1月上旬をピークとして減少傾向である。一方で、BQ.1系統とXBB.1.5系統の割合が今後増加するとの推定もあり、注視が必要。また、BA.2.75系
統の亜系統であるBN.1.3系統は国内で割合が増加傾向にある。
【気候・季節要因】 気温が低い日には換気がされにくい状況がみられる。 また、呼吸器ウイルス感染症にも注意が必要。
○ 医療提供体制等の状況について
・病床使用率は全国的に低下傾向にあり、すべての地域で2割を下回るなど低い水準にある。重症病床使用率も全国的に低い水準にある。
・介護の現場では、施設内療養数は減少傾向が継続している。
・救急医療について、救急搬送困難事案数は、全国的に減少傾向であるが、引き続き、救急搬送困難事案数の今後の推移と、救急医療提供体制の確
保には注意が必要。
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○ 感染状況について
・新規感染者数について、全国的に減少傾向が継続しており、ほぼすべての都道府県で今週先週比が1を下回る状況が続いている。また、昨年夏の感
染拡大前の水準を下回る状況となっており、新規感染者数の減少幅は小さくなってきている。
・地域別の新規感染者数について、北陸・甲信越や中四国などでは人口あたりで全国を上回っている一方、関東や近畿などでは人口あたりで全国を下
回っている。また、高齢者施設や医療機関等の集団感染も減少傾向が継続している。
・全国の年代別の新規感染者数は、全年代で減少傾向となっており、人口10万人当たりの年代差も縮小している。
・全国では、重症者数及び死亡者数は減少傾向が継続している。この冬の感染拡大では、昨年夏の感染拡大時よりも、新規感染者のうち80代以上の高
齢者の占める割合が増加する傾向がみられる。
・昨年1月以降の小児等の死亡例報告にあるように、小児感染者数の増加に伴う重症例、死亡例の発生や、小児の入院者数の動向にも注意が必要。
・季節性インフルエンザについては、全国では同時期と比べ例年よりも低いが、直近2年間より高い水準にある。先週末公表時点では、定点医療機関当
たりの週間報告数が、全国では前の週と比べて若干増加し、引き続き10を超えて注意報レベルにある。
○ 今後の見通しについて
・今後の感染状況について、エピカーブや全国及び大都市の短期的な予測では、地域差や不確実性はあるものの、全国的には横ばい傾向が続くことが
見込まれるが、一部の地域では3月末に向けて増加傾向に転じる可能性もある。今後、年度替わりの感染リスクが高まる場面や免疫の減衰、より免疫
逃避が起こる可能性のある株の割合の増加等が感染状況に与える影響についても注意が必要。
・季節性インフルエンザについても、例年の傾向を踏まえると、今後減少となることが見込まれるが、引き続き注意が必要。
○ 感染の増加要因・抑制要因について
【ワクチン接種および感染による免疫等】 ワクチン接種の推進および自然感染により、これまで各年代において増加してきたオミクロン株(BA.5と
BQ1.1)に対する免疫保持者割合は、今後経時的に低下していくと考えられる。
【接触状況】 夜間滞留人口について、足元では、減少の地域が多い傾向にあるが、増加の地域もみられる。また、春休みと年度替わりによる接触機
会の増加も予想される。
【流行株】 国内では現在BA.5系統が主流となっているが、BQ.1系統やXBB系統などのオミクロン株の亜系統、特に米国中心に報告されているXBB.1.5
系統は、より免疫逃避が起こる可能性があるとされ、海外で感染者数増加の優位性が指摘されている。国内で数と割合が増加していたBQ.1系統
は1月上旬をピークとして減少傾向である。一方で、BQ.1系統とXBB.1.5系統の割合が今後増加するとの推定もあり、注視が必要。また、BA.2.75系
統の亜系統であるBN.1.3系統は国内で割合が増加傾向にある。
【気候・季節要因】 気温が低い日には換気がされにくい状況がみられる。 また、呼吸器ウイルス感染症にも注意が必要。
○ 医療提供体制等の状況について
・病床使用率は全国的に低下傾向にあり、すべての地域で2割を下回るなど低い水準にある。重症病床使用率も全国的に低い水準にある。
・介護の現場では、施設内療養数は減少傾向が継続している。
・救急医療について、救急搬送困難事案数は、全国的に減少傾向であるが、引き続き、救急搬送困難事案数の今後の推移と、救急医療提供体制の確
保には注意が必要。
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