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資料1 第1回医師臨床研修部会(令和4年12月2日開催)における主な意見 (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32159.html
出典情報 医道審議会 医師分科会医師臨床研修部会(令和4年度第3回 3/27)《厚生労働省》
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(小児科・産科プログラムについて)
○小児科・産科プログラムは、都市部の有名病院や有名大学では定員が埋まるが、地方
のマッチ率は非常に低いと認識している。小児科も産婦人科も必修となっており、この設置
の在り方も検討が必要ではないか。
(働き方改革について)
○働き方改革への対応は、指導医の労務管理の問題にも関わるものであり、非常に重要。
また、研修医はA水準又は C-1 水準となるが、研修時間により研修の効果がどう違うか
ということもモニタリングし、よい研修を行うためにはどのくらいの時間が適当かということ
については引き続き検討する必要がある。
○臨床研修の時期に、9時~5時という時間で研修医が医療現場から離れるという状況が
本当によいのか疑問である。働き方改革にしっかり取り組まなければならないが、この時
期の大事な研修の実を上げるために、今の仕組みや様々な取組の規制が適切かどうか
という視点でも、もう一度見直してみる必要がある。
(ワークライフバランスについて)
○臨床研修の時期は、多くの場合、男女とも子育て時期と重なる。少子化が深刻な問題と
なっている現在、ライフイベントと両立しやすい制度設計が必要である。例えば、状況に
よっては研修期間についてもう少し柔軟に対応するとか、保育環境の整備なども含め
て、そういった視点も取り入れるべきだと思う。
○医師のようなプロフェッションの人たちの生涯未婚率が高かったり、出産が少なかったり
することは日本の将来に響くことでもあるので、そういう方も無理なく研修できるような改
定が必要。そのためには、若い人や実際に研修を受ける人の視点が必要だと思うので、
ヒアリング等を実施したいと思う。
(指導医講習会について)
○指導医講習会の開催指針の見直しについて検討が必要。現在は、原則として2泊3日、
16 時間以上という縛りがある講習会に参加しなければならないが、子育て中、介護中の
者などは、この形態での参加は困難である。このため、参加者がそれぞれのタイミングで
参加できる学習形態や学習内容の分割履修などが必要。各学会などが行う指導医養成
プログラムと重複するコンテンツを共有することよりスリム化することも考えられる。
(その他)
○臨床研修医の募集定員の算出方法について、都市部への集中を避けるという趣旨から
考えて、現状の方法が適切かどうか、改めて確認、検討すべき。
○臨床研修病院全体の状況を確認できるシステムが必要である。
○医療 DX が医療現場において、この1~2年で急速に進む可能性がある。こういった動き
も踏まえた上で検討することが必要である。