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資料1-2 品目追加の要望書の補足資料 (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32363.html
出典情報 医療ニーズの高い医療機器等の早期導入に関する検討会(第35回 3/31)《厚生労働省》
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資料1-2

要望書の補足資料:疾患別の治療フロー

各疾患の患者が受ける標準治療は、患者の状態や、各医療機関の治療方針に従い決定され
る。それを一義的に示すことは難しいため、いくつかの想定されるパターンについて記載する。
(なお、下記に示すフローは切除不能と判断された以降の治療について示しているが、事前に
肝切除が行われ、再発した患者も含まれ得る)。
① 肝細胞癌

図 1: 肝細胞癌の想定される治療フロー

A) TACE、かつ薬物療法不適(例: Vp3の門脈腫瘍塞栓、Child-Pugh B7)
B) TACE不応、薬物療法不適(例:Child-Pugh B7)
C) 一次治療の薬物療法不応、継続により肝機能の悪化が見込まれる場合
D) 二次治療移行の薬物療法不応、継続により肝機能の悪化が見込まれる場合
図 1のAで例示した様な一部の例外を除き、TheraSphereTMを用いた手技(SIRT)とTACEの
対象患者は類似しているため、標準治療が全く施行されない状態で、SIRTが施行される可能
性は低いと考える。従って、多くはTACE不応、薬物療法不適(B)や薬物療法の一次治療が
実施されたものの奏功がみられず、以降の治療を行うことで肝機能の悪化が見込まれる場合
(C/D)であると想定される。

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