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2023年第12週(3月20日~3月26日; 3月27日現在)掲載日:2023年4月3日 (2 ページ)
出典
公開元URL | https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2484-idsc/10754-2021-41-10-11-10-17-10-19.html |
出典情報 | 新型コロナウイルス感染症サーベイランス週報 発生動向の状況把握 2023年第12週(3月20日-3月26日、3月27日現在)(4/3)《国立感染症研究所》 |
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加し、動向としての解釈が困難な傾向である。
より重症な入院例の指標は、少し過去の届患を反映する傾向があるが、軽症例・無症候例と比較して、
受診・検査行動の変化の影響を受けにくい。第 12 週に新規に届出された診断時中等症以上の症例は
95 人、重症例は 27 人であった。前週と比して、中等症以上、重症例ともに減少傾向であった。一方、
遅れ報告を考慮し、3 月 20 日現在の第 11 週の値と比較した場合は、第 12 週の中等症以上は減少し
たが、重症の症例は微増であった。年齢群別では、中等症以上および重症の症例においては、60 歳未
満の報告数の少ない年齢群では低いレベルで微増・微減・横ばいであったが、60 歳以上の年齢群で減
少した。レベルとしては、中等症以上・重症の症例ともに、全ての年齢群で第 7 波のピークレベルを大き
く下回っている。
新規の入院例においては、第 41 週以降増加していたが、2023 年第 2 週以降は減少傾向である。第
12 週は、5-9 歳と 30-39 歳の年齢群で微増が見られたが、他の年齢群では横ばいか微減-減少し
た。なお、直近の週は過小評価されている場合があり、前週との比較においては、遅れ報告を考慮する
のが重要である。レベルとしては、第 7 波のピークレベルを大きぐ下回っつている。
全国の入院治療等を要する COVID-19 の入院患者数の推移については、2022 年第 44 週以降増
加傾向にあり、一時的に第 52 週2023 年第 1 週は減少し、第 2 週は再度増加したがその後は減少
ー微減傾向である。 入院中の重症者数においては、2022 年第 43 週以降上昇傾向が続いていたが、
第 3 週以降減少傾向である。 重症者レベルとしては、第 7 波のピークレベルを大きぐ下回っつている。
NPO 法人日本 ECMOnet が集計する Extracorporeal Membrane Oxygenation (ECMO)/
人工呼吸器装着数においては、開始日で集計されている週ごとのそれぞれの開始数を公表している。
新規の人工呼吸器、ECMO の開始数は、ともに 0 例であった。 人工呼吸器の開始数と ECMO の開始
数は、直近2ヶ月低いレベルで微増微減していたが、第 11 週、第 12 週と 0 例で横ばいである。ECMO
装着中の全国の COVID-19 患者数においては、第 9 週以降微減減少傾向であったが、第 12 週は
横ばいである。入院中の COVID-19 重症例における人工呼吸器装着中の患者数においては、第 7 週
以降横ばい~微減傾向である。ECMO/人工呼吸器装着数の最新の状況と詳細に関しては、NPO 法人
日本 ECMOnet の https://crisis.ecmonet.jp/ を参照いただきたい。
新規症例の発生から死亡までは、長いタイムラグが想定される。死亡者数においては、2022 年第 44
週以降増加傾向であったが、2023 年第2週をビークに減少傾向である。直近 5 週間では、第 8 週は
582 人、第 9 週は 503 人、第 10 週は 428 人、第 11 週は 312 人、第 12 週は 236 人であった。
2023 年第 12 週の新規症例報告数のレベルは、人口 10 万対 39 人であった。人口当たり年齢群別
新規症例報告数は、20 代が最多、70 代が最少であった。なお、新規症例報告数が最も多い年齢群は、
40 代であった。小児と 10 代の傾向としては、0-4 歳、5-9 歳、10 代の人口 10 万対新規症例報告
数はそれぞれ 45、39、44(それぞれ報告された全症例の 4.2%、4.2%、10.1%)であった。
新規報告者数合計の前週比は 0.96 であった。 年齢群ごとの前週比は、中央値:0.94、範囲:0.71~
1.11 倍であった。新規症例報告数は、20 代で増加、50 代で横ばい、その他の年齢群で微減一減少し
た。また、直近の週は過小評価される傾向があるが、3 月 27 日現在の第 12 週の値と 3 月 20 日現
在の第 11 週の値を比較すると、中央値:0.96、範囲:0.71~1.11 倍と同等であった。直近 5 週間の
前週比は、第 8 週は 0.66、第 9 週は 0.80、第 10 週は 0.84、第 11 週は 0.80、第 12 週は 0.96
であつた。
人口 10 万対新規症例報告数の前週差は、第 12 週は、-1.7 であった。20 代で最も増加し、人口 10
万対約6人の増加(52 から 58人)を認めた。 50 代ではほぼ横ばいで、他の年齢群では、人口 10 万対
約1人から 16 人の減少を認めた。
地域別:第 12 週の人口 10 万対新規症例報告数のレベルとしては、中国地方で最も高く 60 人、次に
北陸地方の 53 人で、他の地域は 50 人を下回っつている。全症例の 48%を関東地方と近畿地方が占
めている。関東地方は、第 8 週は 28%、第 9 週は 29%、第 10 週は 31%、第 11 週は 32%、第 12
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より重症な入院例の指標は、少し過去の届患を反映する傾向があるが、軽症例・無症候例と比較して、
受診・検査行動の変化の影響を受けにくい。第 12 週に新規に届出された診断時中等症以上の症例は
95 人、重症例は 27 人であった。前週と比して、中等症以上、重症例ともに減少傾向であった。一方、
遅れ報告を考慮し、3 月 20 日現在の第 11 週の値と比較した場合は、第 12 週の中等症以上は減少し
たが、重症の症例は微増であった。年齢群別では、中等症以上および重症の症例においては、60 歳未
満の報告数の少ない年齢群では低いレベルで微増・微減・横ばいであったが、60 歳以上の年齢群で減
少した。レベルとしては、中等症以上・重症の症例ともに、全ての年齢群で第 7 波のピークレベルを大き
く下回っている。
新規の入院例においては、第 41 週以降増加していたが、2023 年第 2 週以降は減少傾向である。第
12 週は、5-9 歳と 30-39 歳の年齢群で微増が見られたが、他の年齢群では横ばいか微減-減少し
た。なお、直近の週は過小評価されている場合があり、前週との比較においては、遅れ報告を考慮する
のが重要である。レベルとしては、第 7 波のピークレベルを大きぐ下回っつている。
全国の入院治療等を要する COVID-19 の入院患者数の推移については、2022 年第 44 週以降増
加傾向にあり、一時的に第 52 週2023 年第 1 週は減少し、第 2 週は再度増加したがその後は減少
ー微減傾向である。 入院中の重症者数においては、2022 年第 43 週以降上昇傾向が続いていたが、
第 3 週以降減少傾向である。 重症者レベルとしては、第 7 波のピークレベルを大きぐ下回っつている。
NPO 法人日本 ECMOnet が集計する Extracorporeal Membrane Oxygenation (ECMO)/
人工呼吸器装着数においては、開始日で集計されている週ごとのそれぞれの開始数を公表している。
新規の人工呼吸器、ECMO の開始数は、ともに 0 例であった。 人工呼吸器の開始数と ECMO の開始
数は、直近2ヶ月低いレベルで微増微減していたが、第 11 週、第 12 週と 0 例で横ばいである。ECMO
装着中の全国の COVID-19 患者数においては、第 9 週以降微減減少傾向であったが、第 12 週は
横ばいである。入院中の COVID-19 重症例における人工呼吸器装着中の患者数においては、第 7 週
以降横ばい~微減傾向である。ECMO/人工呼吸器装着数の最新の状況と詳細に関しては、NPO 法人
日本 ECMOnet の https://crisis.ecmonet.jp/ を参照いただきたい。
新規症例の発生から死亡までは、長いタイムラグが想定される。死亡者数においては、2022 年第 44
週以降増加傾向であったが、2023 年第2週をビークに減少傾向である。直近 5 週間では、第 8 週は
582 人、第 9 週は 503 人、第 10 週は 428 人、第 11 週は 312 人、第 12 週は 236 人であった。
2023 年第 12 週の新規症例報告数のレベルは、人口 10 万対 39 人であった。人口当たり年齢群別
新規症例報告数は、20 代が最多、70 代が最少であった。なお、新規症例報告数が最も多い年齢群は、
40 代であった。小児と 10 代の傾向としては、0-4 歳、5-9 歳、10 代の人口 10 万対新規症例報告
数はそれぞれ 45、39、44(それぞれ報告された全症例の 4.2%、4.2%、10.1%)であった。
新規報告者数合計の前週比は 0.96 であった。 年齢群ごとの前週比は、中央値:0.94、範囲:0.71~
1.11 倍であった。新規症例報告数は、20 代で増加、50 代で横ばい、その他の年齢群で微減一減少し
た。また、直近の週は過小評価される傾向があるが、3 月 27 日現在の第 12 週の値と 3 月 20 日現
在の第 11 週の値を比較すると、中央値:0.96、範囲:0.71~1.11 倍と同等であった。直近 5 週間の
前週比は、第 8 週は 0.66、第 9 週は 0.80、第 10 週は 0.84、第 11 週は 0.80、第 12 週は 0.96
であつた。
人口 10 万対新規症例報告数の前週差は、第 12 週は、-1.7 であった。20 代で最も増加し、人口 10
万対約6人の増加(52 から 58人)を認めた。 50 代ではほぼ横ばいで、他の年齢群では、人口 10 万対
約1人から 16 人の減少を認めた。
地域別:第 12 週の人口 10 万対新規症例報告数のレベルとしては、中国地方で最も高く 60 人、次に
北陸地方の 53 人で、他の地域は 50 人を下回っつている。全症例の 48%を関東地方と近畿地方が占
めている。関東地方は、第 8 週は 28%、第 9 週は 29%、第 10 週は 31%、第 11 週は 32%、第 12
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