注射の導入は愚者、医療従事者双方の負担軽減につながるものと期待されます。

これまでに報告されている了臨床試験から、本剤の安全性については、 他剤に比べて口腔カ
ンジダ症が多く報告されていますが、そのほとんどは軽度て中等度でした。その他、 既存の
生物学的製剤と比較し新たな安全性上の懸念は認められていません。 日腔カンジダ症は、 愚
者に対する教育を実施することにより発見可能であり、その治療方法も確立していること
から対処可能と考えられます。 当該薬剤開発会社では、 安全性確保に細心の注意を払うべく、
江交患者に対する自己注射や副作用対策などの適正使用の教育用資料の準備を進めており
ますし、また、 治療開始後に治療効果が確認され、自己注射を希望した吊者に対して、 医師
等が自己注射のトレーニング及び安全性に関する教育を実施して、適切と判断した愚者の
み自己注射に移行する等の安全性確保対策を、学会として推奨・指導していきます。

日本乾閣学会は「乾絡の病因の究明、 治療方法の開発及び日本における乾閣患者の全国的
疫学調査を行い、乾閣に関する教育並びに医療の向上に貢献すること」を活動目的とする
「乾癖」を対象とした学会です。当学会は、 医師、乾漏中者の治療選択肢を広げ、 患者の労
働生産性や社会活動に対する制限を除いて QoL を高めるために、本剤の早期承認および在
宅自己医療における自己注射保険適用を強く要望いたします。 何卒よろしくお願い申し上
げます。

以上